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ドーズ法 ドーズほう Dawes General Allotment Act; Dawes Severalty Act

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドーズ法
ドーズほう
Dawes General Allotment Act; Dawes Severalty Act

アメリカインディアン指定居留地の民族的所有地を解体して個々に個人所有地として割当て,インディアンを独立の自営農民として市民社会に同化させることをねらいとしたアメリカの法令。 1887年2月8日連邦議会で可決され,提案者マサチューセッツ選出連邦上院議員 H.ドーズの名を取ってドーズ法呼ばれる

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百科事典マイペディアの解説

ドーズ法【ドーズほう】

1887年にアメリカ合衆国で制定された一般土地割当法の通称で,提案者の名ドーズDawesにちなむ。インディアン保留地に住むインディアン個々人に一定の土地を割り当て,それ以外の余剰地を白人に提供することを主な内容とする。
→関連項目アイヌ

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世界大百科事典 第2版の解説

ドーズほう【ドーズ法 Dawes Act】

アメリカの連邦上院議員ドーズHenry L.Dawesが提案し,1887年2月8日大統領の署名を得て成立したインディアン一般土地割当法General Allotment Actの通称。内容は次の4点に要約できる。(1)保留地の土地を単独保有地としてインディアン個人に割り当てる。(2)割当地は25年間合衆国の信託下で保管される。割当地以外の余剰地は白人入植者に売却・賃貸することができる。(3)割当地所有者は市民になれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ドーズ法
どーずほう
Dawes Severalty ActAllotment Act of 1887

北アメリカの先住民(アメリカ・インディアン)に対する自営農地法ホームステッド法)ともいうべき法律。1887年2月8日に制定され、提案者である上院議員H・ドーズにちなんでよばれる。正確には「種々の特別居住区に住むインディアンに単独所有で土地を割り当てること、アメリカ合衆国およびテリトリーの法律の保護をインディアンに広げること、およびその他の目的を規定する法」という。ドーズ法はすべての先住民集団に適用されるのではなく、異なった状況にあった文明化された五部族(チェロキークリーク、チカソー、チョクトー、セミノール)やオーセジ、マイアミおよびサックフォックスなどには適用されなかった。
 ドーズ法は、特別居住区内の土地を、そこに住む先住民に対し、家族の長に160エーカー(一セクションの4分の1。約0.6平方キロメートル)、18歳以上の独身者に80エーカー、18歳未満の孤児に80エーカー、現に居住する18歳未満の者などに40エーカー割り当てる権限を大統領に与えること、その土地は合衆国が25年間保管すること、およびかかる先住民に対し合衆国の市民権を与えること、などを規定している。しかし、同法によって先住民に割り当てられた総面積の数倍もの土地が白人に割り当てられた。すべての先住民に合衆国の市民権が与えられたのは、1924年のインディアン市民権法Indian Citizenship Actによってである。[上田伝明]
『上田伝明著『インディアン憲法崩壊史研究』(1974・日本評論社)』

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世界大百科事典内のドーズ法の言及

【アメリカ・インディアン】より

…一方,人道主義的改革家は,インディアンの部族組織と部族文化を解体し,彼らを農民・市民として文明化し,白人市民社会に同化させることを目指した。この経済的欲求と文明化のイデオロギーが合致して,1887年に一般土地割当法(ドーズ法)が制定された。それは,保留地の一部をインディアン個人に単純所有地として割り当て,余剰地を白人耕作者に開放することを規定したもので,軍事力による土地奪取から,法による土地奪取への転機を画した。…

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