アメリカ合衆国,ニューヨーク州西部の工業都市。人口5万5593(2000)。ナイアガラ滝があり,その観光地として知られる。インディアンの集落であったが,1680年代にフランス領,1759年にイギリス領,1805年に合衆国領となる。19世紀の終りに滝の水力を利用する発電所が建設されてから電気冶金,電気化学,化学薬品,機械工業が立地した。1892年にナイアガラ・フォールズとサスペンション・ブリッジの二つの村が合併してナイアガラ・フォールズ市となった。ナイアガラ川を挟んで対岸にはカナダの同名の都市(人口8万2184,2006)があり,水力電気を利用した化学,肥料工業が発達している。
執筆者:菅野 峰明
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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