コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ニッケルカルボニル ニッケルカルボニル nickel carbonyl

3件 の用語解説(ニッケルカルボニルの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ニッケルカルボニル
ニッケルカルボニル
nickel carbonyl

化学式 Ni(CO)4 。無色揮発性の液体で,猛毒。融点-25℃,沸点 43℃,比重 1.31。空気中では酸化され,約 60℃で爆発する。臨界温度約 200℃,臨界圧力約 30気圧。アルコールベンゼンクロロホルムアセトン四塩化炭素に可溶。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ニッケルカルボニル【nickel carbonyl】

ニッケルに一酸化炭素が配位した錯体。純ニッケルカルボニル分子としてNi(CO)4のみが知られ,純ニッケルカルボニルイオンには[Ni2(CO)6]2-,[Ni3(CO)8]2-,[Ni4(CO)9]2-などがある。このほか他の配位子を含む多数の誘導体がある。
[テトラカルボニルニッケル(0)]
 化学式Ni(CO)4。1890年モンドL.Mondらにより最初の金属カルボニルとして発見された。工業的にはニッケル製錬の中間体として大量に得られる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ニッケルカルボニル
にっけるかるぼにる
nickel carbonyl

ニッケルの一酸化炭素錯体。テトラカルボニルニッケル(O)が知られている。最初の金属カルボニルとして1890年、ドイツ生まれのイギリスモンドLuding Mond(1839―1909)によって発見された。酸化ニッケルを新しく還元してつくった金属ニッケルに60℃で一酸化炭素を作用させると得られる。揮発性、可燃性の無色の液体で、固体状態では針状結晶。水にはほとんど溶けないが、ベンゼン、エーテル、クロロホルムなどには溶ける。60℃以下では安定であるが、約200℃で黒色粉末状の金属ニッケルと一酸化炭素とに分解する。
      200℃
  2Ni(CO)4―→Ni+2C+CO2
 この反応は純粋なニッケルの工業的製造に利用される。急に熱すると分解して爆発する。きわめて毒性が強いので吸入しないようにするなど十分に注意を要する。[鳥居泰男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ニッケルカルボニルの関連キーワード一酸化炭素酸化炭素炭素化合物鉄カルボニル改質器一酸化炭素ヘモグロビン二酸化炭素抽出配位水一酸化炭素変成反応慢性一酸化炭素中毒

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone