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ノルアドレナリン noradrenaline

翻訳|noradrenaline

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ノルアドレナリン
noradrenaline

ノルエピネフリン,あるいはアルテレノールともいう。副腎髄質,クロム親和細胞および交感神経細胞から分泌されて,生体内で神経刺激伝達物質として働いているカテコールアミンの一種。副腎髄質ホルモンであるアドレナリンの前駆質でもある。心筋,睾丸および卵巣ではアドレナリンより多く存在する。血中遊離脂肪酸を上昇させるほか,血圧上昇,中枢神経系の刺激などの作用をする。昇圧剤として臨床面で応用されている。

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百科事典マイペディアの解説

ノルアドレナリン

アドレナリン

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世界大百科事典 第2版の解説

ノルアドレナリン【noradrenalin】

ホルモンの一種で,ノルエピネフリンnorepinephrineとも呼ぶ。生理活性アミン,カテコールアミンの一種。副腎髄質の腺細胞や神経細胞で生合成される。L‐チロシンからドーパ,ドーパミンを経て合成される。アミノ基へのメチル基転移反応によりアドレナリンを生じる。副腎髄質から分泌されたものはアドレナリンに類似したさまざまの作用をもつ。カテコールアミン類はバナナなどの植物にも大量に含まれているが,その生理的機能は不明である。

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大辞林 第三版の解説

ノルアドレナリン【noradrenaline】

カテコールアミンの一。交感神経末端・中枢神経系などに広く分布し、興奮を伝達する化学伝達物質。アドレナリンの前駆物質。昇圧剤として用いられる。ノルエピネフリン。

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世界大百科事典内のノルアドレナリンの言及

【アドレナリン】より

…また,アドレナリンの作用は交感神経が興奮したときの効果ときわめてよく似ているところから,かつては交感神経の興奮に際して神経終末からアドレナリンが遊離されるものと考えられたことがあり,アドレナリン作動性神経adrenergic neuronという語が生まれた。その後,交感神経終末から興奮を伝達する物質として遊離されるのはノルアドレナリンであることが明らかとなったが,アドレナリン作動性という言葉は現在も広く使われており,伝達物質としてノルアドレナリンないしアドレナリンを放出する神経をアドレナリン作動性神経と呼ぶ。アドレナリンの薬理作用は一過性である点に特色がある。…

【強心薬】より

…排出が遅く蓄積性を示すものもある。
[カテコールアミン類]
 アドレナリンなど分子構造にカテコールをもったアミンをカテコールアミンというが,本来は副腎から分泌される内因性のホルモンであるアドレナリンや,交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンは強心作用をもつ。これらの物質は体内で速やかに分解されるので作用は短時間である。…

【自律神経系】より

…1本の節前繊維は終末部で多数の枝分れを示し,交感神経節内における多数の節後ニューロンに対してシナプス伝達を行う。 交感神経系の節前ニューロンはアセチルコリン作動性であり,節後ニューロンはノルアドレナリン作動性である。したがって交感神経節内でシナプス伝達がなされるとき,アセチルコリンが節前繊維末端から放出されて節後ニューロンの興奮が引き起こされるのであるが,その結果としてのノルアドレナリン放出も少し遅れて起こり,これが節前繊維の活動を抑制させることが知られている。…

【自律神経薬】より

…交感神経興奮薬,交感神経遮断薬,副交感神経興奮薬,副交感神経遮断薬,自律神経節興奮薬,自律神経節遮断薬などが含まれる。
[交感神経興奮薬sympathomimetic agent]
 交感神経の興奮は,興奮によって神経の終末から放出されるノルアドレナリン(ノルエピネフリン)が,効果器細胞上のアドレナリン作動性受容体と結合することによって伝達される。アドレナリン作動性受容体は,アルファ受容体(α受容体)とベータ受容体(β受容体)とに分類されており,器官によって両者の比率に差があると考えられる。…

【副腎】より

…すなわち,皮質は中胚葉性の体腔上皮に由来し,髄質は外胚葉性の神経に由来し,胎児期に皮質原基内に髄質原基が侵入して一つの器官としての副腎を形成する。皮質からは,電解質や糖代謝に関与する多種類の皮質ホルモンや男性ホルモンが,髄質からは,アドレナリンやノルアドレナリンが分泌される。肉眼的にも,新鮮な副腎の切断面では,皮質は脂肪のためにやや黄色みを帯び,髄質は赤褐色であり,容易に区別される。…

※「ノルアドレナリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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