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ハウ ハウHowe, E(dgar) W(atson)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハウ
Howe, E(dgar) W(atson)

[生]1853.5.3. インディアナトリーティ
[没]1937.10.3. カンザス,アチソン
アメリカの編集者,小説家,随筆家。さまざまな職業に従事したのち,19歳で『ゴールデングローブThe Golden Globe紙を発行し,次いで『デーリー・グローブ』 The Daily Globe紙を編集,刊行しながら,中西部を写実的に描いた小説『田舎町の物語』 The Story of a Country Town (1883) を発表。ほかに,辛辣な警句を特色とする随筆,旅行記,自伝などがある。

ハウ
Howe, Elias

[生]1819.7.9. マサチューセッツスペンサー
[没]1867.10.3. ニューヨーク,ブルックリン
アメリカの発明家。父の農場で働いていたが,製粉所や製材所で運転される機械に興味をもち,機械工となった。布を縫う機械の開発を思い立ち,実用的なミシンを完成,1846年に特許を取った。市場開拓のためロンドンに渡り,コルセット製造業の W.トマスに雇われた。2年後,トマスにイギリスでのミシン製造権を 250ポンドで売渡し,志を得ずしてアメリカに帰った。故国では,I. M.シンガーらが,許可なく彼の発明を基礎にしたミシンをつくって販売していたので特許権侵害訴訟を起し,54年訴訟に勝ち,アメリカでつくられる全ミシンの特許使用料を取ることができるようになった。

ハウ
Howe, Irving

[生]1920.6.11. ニューヨーク
[没]1993.5.5. ニューヨーク
アメリカの批評家。ニューヨーク市立大学卒業。スタンフォード大学などで教えたのち,1963年母校の教授。主著は『シャーウッド・アンダーソン』 Sherwood Anderson (1951) ,『ウィリアムフォークナー』 William Faulkner (1952) ,『政治と小説』 Politics and the Novel (1957) ,『より魅力ある世界』A World More Attractive (1963) ,『新しきものの衰退』 Decline of the New (1970) ,『アメリカ的新しさ』 The American Newness (1986) など。

ハウ
Howe, John

[生]1630.5.17.
[没]1705.4.2.
イギリスの指導的なピューリタン牧師。ケンブリッジオックスフォード両大学に学び,グレートトリントンの牧師 (1654) ,O.クロムウェル家の牧師 (56) 。スチュアート家王政復古の際に追放され,ロンドンで長老派教会の牧師となる。 1672年からは,長老派教会と会衆派教会の合同に尽力したが,成功にはいたらなかった。著書"The Blessedness of the Righteous" (68) ,"Delighting in God" (74) 。

ハウ
Howe, Joseph

[生]1804.12.13. ノバスコシア,ハリファックス
[没]1873.6.1. ノバスコシア,ハリファックス
カナダの政治家。自由主義系の新聞の編集兼発行人として名をなしたのち,1836年ノバスコシア植民地下院に選出されて政界に入る。ノバスコシアにおける責任政府の樹立を強力に推進し,48年初頭にその実現をみた。 60~63年同植民地政府の首相に就任。ハウはイギリス植民地の連合としてはのちのイギリス連邦のような形態を理想としていたので,北アメリカのイギリス植民地の連合に反対し,ノバスコシアにおいて強力な反対運動を展開した。しかし,69年にはノバスコシア州への連邦政府による財政援助を条件に,連邦政府に入閣。健康を害して 73年に辞任。ノバスコシアへ帰り副総督に就任したが,数週間後に没した。

ハウ
Howe, Mark Antony DeWolfe

[生]1864.8.28. ロードアイランドブリストル
[没]1960.12.6.
アメリカの作家。雑誌『若者の友』 Youth's Companionの編集長 (1888~93,99~1913) ,アトランティック・マンスリー社副社長 (11~29) ,ボストン文芸協会理事 (33) をつとめるかたわら,伝記や詩を執筆,『バレット・ウェンデルと彼の手紙』 Barrett Wendell and His Letters (24) でピュリッツァー賞を受賞。

ハウ
Howe, Richard, Earl Howe

[生]1726.3.8. ロンドン
[没]1799.8.5.
イギリスの海軍軍人。 1740年海軍に入り,55年北アメリカに航海,56~63年イギリス海峡で対フランス作戦に従い,フランス沿岸で活躍。 58年長兄の死によりアイルランド系貴族のハウ子爵家を継いだ。 63~70年海軍省に勤め,75年海軍中将。 76年北アメリカ艦隊司令長官。北アメリカ植民地の独立戦争に同情をもち,78年大陸会議の委員と交渉したが失敗した。 82年イギリス海峡艦隊司令長官。 83~88年海相。 93年イギリス海峡艦隊司令長官に再任,翌 94年フランススペイン連合艦隊を撃破した。 88年ハウ男・伯爵家を創設。

ハウ
Howe, Samuel Gridley

[生]1801.11.10. ボストン
[没]1876.1.19. ボストン
アメリカの教育家,パーキンズ盲学校の初代校長。ハーバード大学医学部に学び医師の資格を得たが,ギリシア革命運動に参加して,6年間ギリシアの軍隊で兵隊として戦い,また国土の復興作業にも挺身した。 1829年帰米,31年にボストン・ニューイングランド盲人収容所設立事業の経営に従事,盲人教育の実地調査のため渡欧し,ポーランド革命に巻込まれて逮捕,投獄されたが,32年ボストンに帰り,プレザント街の父の家で数人の盲児を教育した。これがパーキンズ盲学校の発端である。三重苦の L.ブリッジマンの教育は彼のめざましい成功の一つである。その後はもっぱら精神障害児の環境づくりと治療に関心を寄せた。熱心な奴隷廃止論者であり,また自由土地党員でもあった。

ハウ
Howe, William, 5th Viscount Howe

[生]1729.8.10.
[没]1814.7.12. デボンシャー,プリマス
イギリスの軍人。アメリカ大陸でのフレンチ・アンド・インディアン戦争 (1754~63) に青年将軍として戦功を立てた。アメリカ独立戦争初頭,ボストンに籠城する T.ゲージ将軍支援に派遣され,バンカーヒルの戦いを勝ち,1776年ゲージ将軍の跡を継いで総司令官となった。独走して南方に進出,ニューヨークを落し,フィラデルフィアを占領したが,G.ワシントン軍掃滅には失敗した。この作戦のためニューヨーク北部が手薄となり,77年イギリス軍はサラトガの戦いで大敗を喫し,戦局の動向が定まった。責めを負って総司令官を辞し,本国へ帰国。 (→アメリカ独立戦争 )  

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デジタル大辞泉の解説

ハウ(Elias Howe)

[1819~1867]米国の発明家。1845年に裁縫ミシンを完成。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

ハウ Howe, Annie Lion

1852-1943 アメリカの社会事業家。
1852年1月12日生まれ。フレーベル協会保母伝習学校を卒業。明治20年(1887)アメリカン-ボード(外国伝道会組織)の宣教師として来日。22年神戸に頌栄(しょうえい)保母伝習所を,ついで頌栄幼稚園を開設した。幼児教育につくし,昭和2年帰国。1943年10月25日死去。91歳。マサチューセッツ州出身。

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デジタル大辞泉プラスの解説

ハウ

《Howe》イギリス海軍の戦艦。アドミラル級。1885年進水、1889年就役。名称は18世紀のイギリス海軍提督、リチャード・ハウの名にちなむ。1910年解体。

ハウ

《Howe》イギリス海軍の戦艦。キング・ジョージ5世級(2代目)。1940年進水、1942年就役の超弩級戦艦。起工時の名称はビーティ(Beatty)。第二次世界大戦中には、北極海での船団護衛シチリア島上陸作戦の支援などに従事。大戦末期には、沖縄の宮古島砲撃にも参加した。1950年退役、1958年スクラップ

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世界大百科事典 第2版の解説

ハウ【Elias Howe】

1819‐67
アメリカの機械発明家。マサチューセッツ州の農家に生まれる。子どものときから機械に関心をもち,1835年綿業機械工の,また37年時計機械工の見習工となり,機械工としての腕をみがく。40年代の初めに,裁縫の機械化に関心をもち,今日のミシンの試作にとりかかる。このときハウのアイデアの基礎となったのは,子どものときから親しんでいた織機の機構である。それまでの職を辞し,44年から45年にかけて開発に専念し完成。

ハウ【Joseph Howe】

1804‐73
イギリス領北アメリカの政治家。王党派(ローヤリスト)の息子としてノバ・スコシア植民地に生まれる。正規の教育をほとんど受けず,父親の印刷業を手伝いながら独学し,1828年から《ノバスコシア人》紙を刊行。同紙のコラムとして〈立法議会観察〉を設けることで,それまでの文学への関心から政治的関心,とくに当時の政治の民主化運動への関心を強めた。36年改革派の一員としてノバ・スコシア立法議会に当選し,責任政府樹立を求める運動を展開する。

ハウ【Julia Ward Howe】

1819‐1910
アメリカの社会改革家。ニューヨーク生れ。《リパブリック賛歌》の作詩者として有名であるが,夫とともに奴隷解放運動にも参加し,南北戦争後は婦人参政権運動平和運動から,〈赤ん坊のために,きれいなミルクを〉の運動に至るまで,多くの改革運動に参加した。詩人,作家,演説家として多くの著作があるが,社会運動家としての活動の中に彼女の本領が最もよく発揮されている。【岡田 泰男】

ハウ【Samuel Gridley Howe】

1801‐76
アメリカの社会改革家,医師,盲教育家。ボストン市出身。1924年ハーバード大学医学部を卒業。30年までギリシア独立戦争の犠牲者援助事業に従事。32年アメリカで最初の盲学校であるパーキンス盲学校をボストンに設立した。44年間にわたる校長生活を通じて,盲・聾など重複障害児の教育方法を開拓して世界の特殊教育の進展に貢献した。また,社会事業全般にわたるすぐれた見識から,民間慈善中心であった19世紀のアメリカ社会事業の中で公的責任の必要性を説いた。

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大辞林 第三版の解説

ハウ【Elias Howe】

1819~1867) アメリカの発明家。1845年裁縫用ミシンを発明。

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世界大百科事典内のハウの言及

【ユーカラ】より

…〈神々のユーカラ〉をマツ・ユーカラmat‐yukar,サコラウsakorawなどと呼ぶ地方もあるが,マツ・ユーカラは〈女のユーカラ〉の意で,道東地方では神々のユーカラは女性が伝承すべきものとされていたことからこの名が生まれた。サコラウは〈リフレーンをもつハウ(物語)〉という意味である。
[人間のユーカラ]
 巫術を使いこなす半神半人のヒーロー(ヒロイン)の物語で,《イーリアス》《カレワラ》などとともに,世界の五大叙事詩の一つに数えられる。…

【ミシン】より

…しかし特許をとっていなかったため,後日他のミシン会社と訴訟問題が発生した。またアメリカのハウElias Howe(1819‐67)はハントのものによく似たミシンを発明し,46年に特許をとった。50年I.M.シンガーは今日のミシンの基本的な構造を備えたミシンを発明し,51年に特許をとり,I.M.シンガー社(シンガー社)を設立した。…

【怒りの葡萄】より

…共和党員でありながら,ローズベルト大統領の親しい友人であったザナックは,社会奉仕に大きな関心をもち,トム・ジョードが家族と別れて去って行った後に,〈民衆は死なない〉と母親(アカデミー助演女優賞のジェーン・ダーウェル)に言わせるラストを自ら撮って付け加えたという。 《怒りの葡萄》の題名は,南北戦争をうたったアメリカの女流詩人J.W.ハウの《リパブリック賛歌》(1862)の第1連に由来し,スタインベックは当初これを小説としてではなく,〈オーキーOkie〉と呼ばれたオクラホマからカリフォルニアへ移住して行く貧民たちをテーマにした一種の〈フォト・ジャーナリズム〉の1冊として企画した。アメリカ記録映画作家の第一人者であり,スタインベックの友人でもあったペア・ローレンツ(《平原を拓く鋤》1936,《河》1937,等)のドキュメンタリズムがこの小説の作風に影響を及ぼしているという指摘の根拠もそこにあり,実際スタインベックはできあがった映画を見て〈まるでドキュメンタリーを見ているようだ〉と喜んだという。…

【ハウ】より

…アメリカの社会改革家,医師,盲教育家。ボストン市出身。1924年ハーバード大学医学部を卒業。30年までギリシア独立戦争の犠牲者援助事業に従事。32年アメリカで最初の盲学校であるパーキンス盲学校をボストンに設立した。44年間にわたる校長生活を通じて,盲・聾など重複障害児の教育方法を開拓して世界の特殊教育の進展に貢献した。また,社会事業全般にわたるすぐれた見識から,民間慈善中心であった19世紀のアメリカ社会事業の中で公的責任の必要性を説いた。…

※「ハウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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