ハクモクレン

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハクモクレン
はくもくれん / 白木蘭
[学]Magnolia heptapeta (Buchoz) Dandy

モクレン科の落葉高木。中国原産で、古く日本に渡来した花木である。大きいものは20メートルにもなる。3~4月、淡黄白色の花が葉の展開に先だって開き、木全体に花をつけ、大木の花期は壮観である。シモクレンコブシなどと違い、萼片(がくへん)は質、大きさともに花弁とほぼ同じ。シモクレンとともに多数の園芸品種が作出されている。シモクレンとの雑種群も多く、日本ではサラサレンゲ、ニシキモクレンなどが庭木とされる。シモクレンと本種のつぼみを辛夷(しんい)といい、漢方薬として頭痛、鼻炎などに用いる。繁殖は、コブシを台木とした接木(つぎき)や実生(みしょう)による。[植田邦彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のハクモクレンの言及

【モクレン(木蓮∥木蘭)】より

…世界的に有名な花木であるシモクレンMagnolia quinquepeta (Buchoz) Dandy(=M.liliflora Desr.)(漢名は辛夷(しんい))(イラスト)やハクモクレンM.heptapeta (Buchoz) Dandy(=M.denudata Desr.)(漢名は玉蘭)などの総称。単にシモクレンのみを指すこともある。…

※「ハクモクレン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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