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ハスコボ ハスコボ Khaskovo

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハスコボ
ハスコボ
Khaskovo

ブルガリア南部,ハスコボ州の州都。マリツァ川右岸の支流ハスコボ川にのぞむブドウタバコ,ワタの栽培,養蚕の盛んな農業地帯の中心地。繊維工業,特に綿織物と絹織物のほか,たばこ,果実加工,金属などの工業がある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

ハスコボ【Khaskovo】

ブルガリア南部にある同名州の州都。人口8万1000(1993)。プロブディフ東南東約50kmに位置して,トルコとの国境に近く,ソフィアイスタンブール間の道路交通の要地として知られる。14世紀の末,オスマン・トルコ軍によるブルガリア占領ののちに建設された町で,現在では北隣のディミトロフグラードとともに一つの工業地帯を形成しており,機械(化学・食品工業用)製造,綿織物工業が盛んである。また,マリツァ川流域の肥沃な黒土地帯に位置するため,葉タバコ,ブドウ,香料用のバラの栽培でも知られ,タバコ製造工場〈トラキア〉はヨーロッパ有数の規模を誇っている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハスコボ
はすこぼ
Haskovo

ブルガリア南部、ハスコボ県の県都。ロドピ山脈東部の北麓(ほくろく)、首都ソフィアの南東約200キロメートルに位置する。人口9万9181(2001)。9世紀初頭にブルガリア領内に入り、駐屯部隊の要塞(ようさい)として整備されたが、11世紀にビザンティン帝国の攻撃を受け破壊された。オスマン帝国時代はハスキョイHaskyの名前で知られた。隣接するウズンジョボUzundzhovoで毎年秋に1か月間開催されるブルガリア地域最大の定期市の繁栄に伴って、タバコ、ゴマ、綿花、アサ、アニス、トウモロコシ、大麦、小麦など園芸・商品作物の栽培や養蚕業が盛んになり、皮革や製靴などの手工業が勃興(ぼっこう)した。1885年の東ルメリア州の併合でブルガリア領となり、1912年のバルカン戦争の際にはトラキアとマケドニアからきたブルガリア人難民が流入して新しい居住区がつくられた。20世紀初頭以来、たばこ産業が栄えて中心地となり、国内のタバコの20%が生産される。ほかにビール醸造、繊維などの産業がある。市内には劇場、人形劇場、歴史博物館などがあり、東ロドピ地方の文化的中心地となっている。[寺島憲治]

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