ハティエン(英語表記)Ha Tien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハティエン
Ha Tien

ベトナム南部,キエンジャン省北西端の町。省都ラクジャの北西約 80km,タイ湾にのぞむ港町で,カンボジアとの国境に近い。沿岸漁業の基地として,また蜂蜜の産地として知られる。海岸沿いの道路,運河でラクジャと結ばれるほか,国境沿いに内陸に延びる水路によりチャウドクと連絡。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ハティエン【Ha Tien】

ベトナム南部,キエンザン省に属する,シャム湾に面したカンボジア国境に近い港町,また地域名。ビンテ運河を通じてメコン本流と結ばれ,かつてはシャム湾とカンボジアを結ぶ枢要な港市であった。古くはカンボジア王国領バンテアイメアスBanteay Meas(ポルトガル人はポンティアマスPonthiamasと呼んだ)として知られていたが,17世紀末,中国の広東・雷州の人鄚玖(まくきゆう)がカンボジア王よりハティエン地方の総督に任命されて以来,中国人がこの地に集居し,沖合のフークオク島から南のカマウ半島にかけての地に,鄚氏を首長とする半独立の港市国家が成立した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

フェロー

イギリスではこの呼称は主として次の3つの場合をさす。 (1) 大学の特別研究員 研究費を与えられ,多くは教授,講師を兼ねる。 (2) 大学の評議員 卒業生から選ばれる。 (3) 学術団体の特別会員 普...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android