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ハバネラ habanera

翻訳|habanera

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハバネラ
habanera

19世紀キューバに興った舞曲の一形式。正しくはアバネラと発音する。ゆるやかな4分の2拍子。ビゼーの歌劇『カルメン』 (1875) に現れるハバネラのほか,シャブリエラベル,ドビュッシーらの作品がある。

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デジタル大辞泉の解説

ハバネラ(〈スペイン〉habanera)

19世紀前半、キューバに起こった、ゆるやかな二拍子リズムをもつ舞曲。

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百科事典マイペディアの解説

ハバネラ

19世紀にキューバで行われたダンス音楽。スペイン語の発音ではアバネーラ。首都ハバナにちなむ名称。英国のカントリー・ダンスcountry danceが17世紀末にフランスを経てスペインに伝わりコントラダンサcontradanzaとなり,さらにそれがキューバに伝わりダンサdanzaと呼ばれ,そのハバナ版が19世紀初頭にダンサ・アバネーラとなったとされる。
→関連項目ミロンガ

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デジタル大辞泉プラスの解説

ハバネラ

フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーのオペラ『カルメン』(1875)で歌われるアリア原題《Habanera》。『恋は野の鳥』とも呼ばれる。

ハバネラ

フランスの作曲家サン・サーンスのピアノとヴァイオリンのための二重奏曲(1888)。原題《Havanaise》。『アヴァネーズ』とも呼ばれる。キューバの民俗舞曲ハバネラのリズムを用いている。

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世界大百科事典 第2版の解説

ハバネラ【habanera[スペイン]】

スペイン語の発音ではアバネーラ。19世紀にキューバで行われたダンス音楽で,〈ハバナの(踊り)〉の意。アルゼンチンの音楽学者カルロス・ベガによれば,17世紀から19世紀前半までイギリスで愛好された社交的な民俗舞踊,カントリー・ダンスcountry danceは,17世紀末にフランスを経てスペインに伝わってコントラダンサcontradanza(フランスではコントルダンスcontredanse)と化し,それがキューバに伝えられてダンサdanzaと呼ばれた。

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大辞林 第三版の解説

ハバネラ【habanera】

〔ハバナの、の意〕
一九世紀前半にキューバに興った二拍子系の舞踏または舞曲。アバネラ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハバネラ
はばねら
havanera スペイン語 英語 フランス語

19世紀後半のヨーロッパ、とくにスペインで好まれた歌と踊り。キューバ起源といわれ、名称もキューバの首都ハバナに由来している。ゆっくりとした2/4拍子で、のちにタンゴにも取り入れられたのリズムが特徴的である。これはときに第1拍目が3連符になることもある。踊り手は、腕や腰など身体を官能的に動かすが、回るとき以外は足を床から上げない。ハバネラ形式の歌曲ではイラディエルSebastian Yradier(1809―65)の作品が有名で、ビゼーもオペラ『カルメン』第1幕にその一つを用いている。器楽曲は、アルベニス、ファリャ、シャブリエ、ドビュッシー、ラベルなど、スペインやフランスの作曲家に多い。[関根敏子]

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世界大百科事典内のハバネラの言及

【ポピュラー音楽】より

…このルンドゥーはブラジルより前にペルーヘ,アフリカから奴隷によって伝えられたものだとする説もある。キューバでは1800年ごろにハバネラhabanera(発音はアバネーラ)が生まれ,19世紀中葉にヨーロッパにも伝えられた。ルンドゥーもハバネラも付点8分音符と16分音符を組み合わせた軽く跳ねるリズム感をもち,ポルトガルもしくはスペインの音楽にアフリカ的リズム感を加味したものと考えられるが,これがその後のラテン・アメリカの音楽の基調となったといってよく,19世紀半ばにブラジルで生まれた器楽の音楽ショーロも,19世紀末にアルゼンチンのブエノス・アイレスで生まれた踊りの音楽タンゴも,このリズムがもとになっている。…

【ポピュラー音楽】より

…このルンドゥーはブラジルより前にペルーヘ,アフリカから奴隷によって伝えられたものだとする説もある。キューバでは1800年ごろにハバネラhabanera(発音はアバネーラ)が生まれ,19世紀中葉にヨーロッパにも伝えられた。ルンドゥーもハバネラも付点8分音符と16分音符を組み合わせた軽く跳ねるリズム感をもち,ポルトガルもしくはスペインの音楽にアフリカ的リズム感を加味したものと考えられるが,これがその後のラテン・アメリカの音楽の基調となったといってよく,19世紀半ばにブラジルで生まれた器楽の音楽ショーロも,19世紀末にアルゼンチンのブエノス・アイレスで生まれた踊りの音楽タンゴも,このリズムがもとになっている。…

※「ハバネラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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