翻訳|halal
アラビア語で「許されたもの」という意味。イスラム教は豚肉やアルコールなどの摂取を禁止しており、これらを含まない食品がハラルとなる。牛や羊、鶏の肉は禁じられていないが、イスラム教の作法に従って祈りをささげたり、血抜きをしたりするなどの処理をした肉のみがハラルとなる。マレーシアなどイスラム教徒の多い国では、ハラルと認められた食品や製品に政府や宗教団体が認証マークを与える制度がある。日本でもNPO法人などが認証をしている。
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エチオピア東部の都市。東部高原上の標高1900メートルに位置する。人口12万2932(1994)。7世紀ごろアラビア半島から移住したイスラム教徒によって建設され、15世紀にはハラルを中心にしたイスラム教徒のアダル王国が繁栄し、16世紀にはエチオピア皇帝との間に激戦を続けた。その直後、五つの門と多くの塔屋をもつ、石造りの高い城壁に囲まれた現在の市街が建設された。経済的繁栄は鉄道沿線のディレ・ダワに奪われたが、現在でも隊商交易の要衝で、コーヒー、皮革、綿花などの集散地である。ハイレ・セラシエ元皇帝の生誕地として知られる。19世紀のフランスの詩人ランボーは晩年の10年間を主としてハラルを中心に現地物産の買付けと銃器弾薬の販売を行い、その間アビシニア探検記を何度かパリ地理学協会に書き送っている。ランボーの住んでいた大きい二階家が現存する。
[諏訪兼位]
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