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バルサ バルサOchroma spp.; balsa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バルサ
Ochroma spp.; balsa

アオギリ科の常緑高木で,中南米の熱帯地方に産する。軽質の用材となる同属の数種の近縁種の総称。生長が速く,年に 4mも伸び,材は比重がわずかに 0.12~0.36と非常に軽い。浮標用や救命着,飛行機の部分品などの製造に用いられる。代表的な種類はメキシコからペルーにかけて産する O. lagopusと西インド諸島産の O. pyramidaleなどである。

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デジタル大辞泉の解説

バルサ(〈スペイン〉balsa)

パンヤ科の常緑高木。葉は5~七角形に角張る。花は大きく、花びらの長さは約15センチ、白色。生長が速く、材は比重が0.2と軽いので、(いかだ)や救命具に利用。熱帯アメリカの原産

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百科事典マイペディアの解説

バルサ

熱帯アメリカ原産のキワタ科の高木。高さ15〜30mとなる。葉は円形で3〜5裂し,径約30cm。大きな白色の花を枝先につける。果実は筒形で長さ30cm内外,種子には黄褐色を帯びた綿毛がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

バルサ【balsa】

生長の早いキワタ科の樹木で,その木材は商業的に取引される世界の木材中最も軽軟なことで知られる(イラスト)。樹高27m,直径90cmになる常緑高木。樹皮灰褐色で滑らか。葉は径20~40cmの心臓形で,ときに3個の角をもち,裏面には星状毛がある。花は小枝の先端付近に咲き,円筒形のつぼみかららっぱ形に開く。花弁は白色で5枚,長さ約12cmで,下半部を緑褐色の,先が5裂した萼筒に包まれる。果実は10稜のある筒形の蒴果(さくか)で,熟すと5裂開し,黄褐色の軟毛に包まれた多数の小さい種子を出す。

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大辞林 第三版の解説

バルサ【balsa】

パンヤ科の常緑高木。熱帯アメリカ原産。材は白色で軽く、よく水に浮き、筏いかだ・浮標・救命具・模型飛行機などに用いる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バルサ
ばるさ
balsa
[学]Ochroma pyramidale Urb.

アオギリ科の常緑高木。中央アメリカから南アメリカ北部の熱帯地域原産。高さ15メートル、径40センチメートル。葉は互生し、三角状心臓形で、長さ20~30センチメートル、浅く5~7裂することもある。花は大きく、黄色から灰褐色で柄の先に一つずつ開く。花弁は5枚で長さ10~15センチメートル。果実は線形で約30センチメートル、赤みを帯びた線毛がある種子が詰まっている。成長が速く、1年間に4メートルも伸びるといわれる。材は黄みを帯びた白色で、木目(もくめ)が正しく、軟らかくて、比重は0.2以下。原産地では古くから筏(いかだ)として使われ、ペルーからポリネシアのラロイア環礁までを1947年に筏で航海したヘイエルダールのコン・ティキ号も、この材でつくられた。またかつては救命用具などの浮材として使われ、さらに絶縁性を利用して防音装置などにも利用された。工作しやすく、玩具(がんぐ)などにも利用され、模型飛行機の骨材としても広く知られている。[星川清親]

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