バーボン(その他表記)Barbon, Nicholas

共同通信ニュース用語解説 「バーボン」の解説

バーボン

世界五大ウイスキーにも数えられるアメリカンウイスキー一種で、蒸留後の原酒を炭でろ過するテネシーウイスキー双璧を成す。欧州から渡米した開拓者の農民らの間で18世紀以降、製造が普及。(1)原料の51%以上がトウモロコシ(2)内側を焦がしたオークのたるで貯蔵(3)瓶詰めの際のアルコール度数が40度以上-といった要件を満たす必要がある。一般的な熟成年数は3~7年と比較的短い。バニラキャラメルの香りを含んだ力強い味わいが特徴。(ルイビル共同)

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精選版 日本国語大辞典 「バーボン」の意味・読み・例文・類語

バーボン

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] bourbon ) アメリカ産のウイスキー。トウモロコシに、大麦ライ麦などを混ぜて作る。一八世紀末、ケンタッキー州バーボンでイギリス移民が作ったところからの名。バーボンウイスキー。
    1. [初出の実例]「すすって飲む唯一のバーボンだという」(出典:輝ける闇(1968)〈開高健〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーボン」の意味・わかりやすい解説

バーボン
Barbon, Nicholas

[生]1640頃.ロンドン
[没]1698. ロンドン
イギリスの医学者,銀行家,経済学者。火災保険事業創始者として知られる。オランダライデン大学で医学を学び,1661年医学博士,64年ロンドン医学会名誉会員。 66年のロンドン大火災後の同市再建復興に力を尽し,81年には株式組織による火災保険会社 Fire Insurance Officeを創立。また 95年には土地銀行を設立した。経済学に関しては,貨幣は一商品にすぎず貿易差額が富の原因であるとすることは誤りであるとして重商主義を批判し,国際分業に基づく自由貿易主義を主唱した。主著『交易論』A Discourse of Trade (1690) 。

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とっさの日本語便利帳 「バーボン」の解説

バーボン(バーボンウイスキー)

米国ケンタッキー州バーボン郡生まれのウイスキー。原料にトウモロコシを半分以上使い、連続式蒸留器で蒸留、中を強く焦がした樽で熟成させる。

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