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バーロス Barros, Henrique da Gama

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バーロス
Barros, Henrique da Gama

[生]1833.8.23. リスボン
[没]1925.8.29. リスボン
ポルトガルの歴史家,法律家。コインブラ大学法学部卒業後,公職を歴任。膨大な記録を用いて,法制史的観点からポルトガルの政治組織を分析,大著『12世紀から 15世紀にわたるポルトガル行政史』 História da Administração Pública em Portugal dos sécs XII a XV (11巻,1895~1922) を著わした。

バーロス
Barros, João de

[生]1496頃.ビゼウ
[没]1570.10.20. サンロレンソ
ポルトガルの歴史家,政治家。若い頃からマヌエル1世の宮廷に仕え,そこで最高の教育を受けた。ジョアン3世が即位したときギニアのサンジョルジダミナの総督に任命された。 1525年の初めにインドに転じ,1533~67年インド商務館の財務長官を務めた。他方,1531年には王国の年代記作者に任命された。『賢帝年代記』 Crónica do Imperador Clarimundo (1522) ,『ポルトガル語文法』 Gramática da Língua Portuguesa (1540) のほか,代表作『アジア旬年史』 Décadas da Ásia (4巻,1552,1553,1563,1615) がある。

バーロス
Barros, João de

[生]1881.12.4. フィゲイラダフォス
[没]1960. フィゲイラダフォス
ポルトガルの詩人,作家。 1904年コインブラ大学法学部卒業。以後教育関係の公職を歴任。 25年外相。 16歳のとき,詩集『アルガス』 Algasを出版,以後多くの詩を発表した。主著『勝利の生活』 Vida Vitoriosa (1917) ,『祖国への祈り』 Oração á Pátria (19) ,『熱狂のリズム』 Ritmo de Exaltação (22) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バーロス
ばーろす
Joo de Barros
(1496?―1570)

ポルトガルの歴史家、小説家。ギリシア、ラテン文学の造詣(ぞうけい)が深く、「ポルトガルのリウィウス(古代ローマの歴史家)」とよばれる。主著に愛国的な騎士物語『クラリムンド皇帝物語』(1522)、東洋におけるポルトガル人の歴史を荘重な名文で書いて彼の名を不朽にした『アジア旬年史』四巻(1552~1615、没後刊行)がある。[濱口乃二雄]

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