上衣とズボンで対になった洋風の寝巻。身ごろはゆったりとし,袖なし,半袖,長袖などがある。吸湿性がある肌ざわりのよい素材でつくられる。ウルドゥー語のpāë(足),jāmah(衣服)を語源とする。西欧では中世まで就寝の際は裸またはシュミーズを着ていたが,近代になると東洋の影響を受けて,ゆったりした形のネグリジェやナイトガウンが室内着として用いられるようになった。19世紀の終りころ,インドで男子のはいていた裾をしぼった緩やかなズボン(ピジャマpyjama)がヨーロッパにもたらされ,当初は男性に寝巻として使用された。20世紀初めには女性も着るようになり,室内着,寝巻として普及,今日にいたっている。この形を応用したものに海浜着のビーチ・パジャマや,1960年代のパジャマ・ルックがある。
執筆者:池田 孝江
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