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パフィオペジラム 〈ラテン〉Paphiopedilum

デジタル大辞泉の解説

パフィオペジラム(〈ラテン〉Paphiopedilum)

ラン科パフィオペジラム属の多年草の総称。葉を数枚地上に広げ、その中心から花茎を伸ばして1個または数個のクマガイソウに似た花をつける。亜熱帯地方の湿地に分布し、園芸種も多い。パフィオペディルム

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大辞林 第三版の解説

パフィオペジラム【Paphiopedilum】

ラン科の常緑性の地生ラン。熱帯アジアに約50種分布。多くは地上茎がなく、太い地下茎に四、五枚葉をつけ、葉間から花茎を出してアツモリソウに似た花をつける。交配により非常に多くの園芸品種が作られている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パフィオペジラム
ぱふぃおぺじらむ
[学]Paphiopedilum

ラン科の多年草。シプリペジウム属(アツモリソウやクマガイソウを含む)に近縁な属である。約60種がインドからニューギニア島、ブーゲンビル島、北は中国南部までの範囲に分布し、地生または着生する。葉は肉厚の長舌形で、数枚が左右に広がり、その中心から花茎を出し、1花から数花をつける。花径は約10センチメートル、上萼片(がくへん)は卵形で大きく、1枚の花弁は袋を形成し、クマガイソウに似た特異な形をなす。花色は白、黄緑、暗紫紅色などで、点や筋(すじ)の入るものもある。花は約1か月保つ。交配種が多く、一般に市販される品種には緑葉で1茎に1花をつけるものと、斑(ふ)入り葉で1茎に1花をつける品種が多い。緑葉品種は通常冬咲きで、低温に強く、冬季は最低7~8℃で越冬する。斑入り葉品種は多くは夏咲きで、栽培温度は最低12~13℃は必要である。繁殖は普通は株分けにより、ミズゴケまたは砂利を用い、半日陰で空中湿度の高い場所に置く。あまり乾かさないように管理し、乾いたら十分灌水(かんすい)する。肥料は、置き肥を4~5月に1回、またはごく薄い液肥を4~6月の間に月1回くらいとする。[唐澤耕司]

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