ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブーゲンビル島」の意味・わかりやすい解説
ブーゲンビル島
ブーゲンビルとう
Bougainville Island
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パプア・ニューギニア東端の島。自然地理的にはソロモン諸島の一部。面積8500平方キロメートル。行政上は、ブカ島とともに北ソロモン(面積9300平方キロメートル。人口17万5160、2000)を構成する。中心都市はアラワ、中心港はキエタ。伝統的作物としてサツマイモ、タロイモ、商品作物としてココア、ココヤシが栽培される。ココア生産量は全国の4割余りを占める。1963年、埋蔵量8億トン(品位0.45%)の銅鉱床が発見され、72年に採掘を開始した。年産約20万トン(含有金属量)。この銅資源を背景に分離独立運動もあったが、自治強化を条件に妥協が成立し、76年北ソロモン自治政府が生まれた。
島名は、1768年に来航したフランス人航海者ブーゲンビルに由来する。1899年にドイツ領となったが、1914年、第一次世界大戦でオーストラリアが占領し、20年に同国が領有した(委任統治領)。第二次世界大戦中の42年に日本軍が占領、航空基地となり、海空戦の激戦地となった。43年連合艦隊司令長官山本五十六(いそろく)の搭乗機がこの島上空でアメリカ機に撃墜された。
[谷内 達]
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