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パルチザン パルチザンpartisan

翻訳|partisan

7件 の用語解説(パルチザンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パルチザン
パルチザン
partisan

イタリア語の partigianoからきたフランス語。もとの意味は党員,仲間。一般には外国軍や国内の反革命軍に対して自発的に武器をとって戦う,正規軍に入っていない遊撃兵のこと。ロシア革命第2次世界大戦朝鮮戦争ベトナム戦争などで活躍,特に独ソ戦中のソ連のパルチザンは有名。

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デジタル大辞泉の解説

パルチザン(〈フランス〉partisan)

一般民衆によって組織された非正規軍。別働隊。遊撃隊。

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百科事典マイペディアの解説

パルチザン

本来はフランス語で党派に属する人の意。軍用語としてはゲリラ活動や遊撃活動を行う不正規部隊の隊員をさす。一般市民・労働者・農民が独自の組織を作って活動するもので,特に第2次大戦中レジスタンス運動において活躍。

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デジタル大辞泉プラスの解説

パルチザン

英国の作家アリステア・マクリーンの冒険小説(1982)。原題《Partisans》。

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世界大百科事典 第2版の解説

パルチザン【partisan】

パルチザンとは,ドイツ語で党派人を意味する。党派Parteiに由来するからであるが,なんらかの闘争を行い,戦争を遂行する人,という点でそれ固有の意味をもつ。パルチザンはまた非正規的に戦うという点で,もともと土匪(どひ)式の小戦闘を意味したスペイン語ゲリラguerillaと同義語として用いられることもある。いずれにしても,18世紀に単に一地方で活動し,可動的だが正規の軍隊に所属する一支隊partiを指したこの言葉の推移は明らかである。

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大辞林 第三版の解説

パルチザン【partisan】

戦時に、武装した一般人民によって組織された非正規の戦闘集団。多く正規軍と連携しながら、遊撃隊として活動する。別動隊。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パルチザン
ぱるちざん
partisan

パルチザンとは、本来はなんらかの党派あるいは思想に参画し身を捧(ささ)げる人をさしたが、転じて、部隊の指揮に巧みな人、さらには軽装兵や不正規兵の部隊の一員を意味するようになった。フランス革命時の王党派農民の反乱、ナポレオンの侵略に対するスペインやロシアでの民衆的抵抗も、しばしばパルチザン戦争とよばれ、ゲリラとパルチザンはほぼ同義語とみなされている。強いて違いをあげるなら、今日ではパルチザンには社会主義者の思想や指導がより直接的な影響をもっているといえる。1905~06年の第一次ロシア革命の過程で、ボリシェビキが指導する武装襲撃、物資徴発、テロ、サボタージュ(破壊工作)等の諸活動がパルチザン運動と総称され、その長所や短所がレーニンの論文「パルチザン戦争」(1906)で位置づけられたため、旧ソ連ではゲリラよりパルチザンの名称のほうが通用するようになっている。そのほか、この名称を採用した闘争としては、植民地期の朝鮮における抗日パルチザン、第二次世界大戦時の旧ユーゴスラビアのチトー派の反独抵抗運動が名高い。
 パルチザン活動は一般に、人民戦争の遊撃戦段階での主要な戦術形態とされるが、また正規軍の作戦を補完するための、敵戦線の側面や後方でのサボタージュや小規模攻撃などにも利用される。後者は、とくに第二次大戦中、ソ連軍の対独戦闘で大きな威力を発揮した。
 国際法上のパルチザンの地位はまだ不確かであり、正規軍の補助者として戦闘員の法的な権利や保護が認められることもあるが、多くの場合、パルチザン活動ではその要件を満たすことがむずかしく、捕虜となった際の処罰、待遇、看護等に関しては法的規制がなく、状況に応じた判断で処理される。しかし、近年では正規の捕虜待遇を与えるべきだとの主張も強くなっている。[山崎 馨]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内のパルチザンの言及

【ゲリラ】より

…この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。フランス語で党派に属する者や仲間を指す〈パルチザンpartisan〉もゲリラと同義語として使われることがある。正規軍の戦闘とは異なり,ゲリラには定まった戦線はなく正規軍の戦闘に補助的役割を果たすが,そのことによって勝利の条件をつくりだすことができる。…

【ゲリラ】より

…この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。フランス語で党派に属する者や仲間を指す〈パルチザンpartisan〉もゲリラと同義語として使われることがある。正規軍の戦闘とは異なり,ゲリラには定まった戦線はなく正規軍の戦闘に補助的役割を果たすが,そのことによって勝利の条件をつくりだすことができる。…

【戦争】より

… クラウゼウィツの第2の命題は,圧迫された人民は,最終的には侵略者を駆逐するために武装するというものである。いわば戦争における防御としてのパルチザンの意義に触れているのは,《戦争論》第6編,ことに第26章の〈国民総武装〉においてであり,そこでは理論の輪郭が描かれているだけである。ドイツやフランスの軍事理論家からは長いこと無視されてきたこの編の重要性を理解したのは,わずかに後の革命家たちだけであった。…

【レジスタンス】より

…のちレジスタンスのなかで重要な位置を占めるようになる共産党は,1941年6月22日の独ソ戦開始までは,ファシズムとの対決というよりは独ソ不可侵条約のもとで〈平和〉の維持を唱え,イギリスなどの〈戦争政策〉を非難してもいたのであった。
[東ヨーロッパ]
 東ヨーロッパ方面では,〈パルチザン戦争〉とか〈解放戦争〉という呼名が戦時期には支配的になったことに示されるように,抵抗運動は苛烈な武装闘争に集約されていく様相を多く示した。この方面では,ナチス・ドイツの人種政策によってユダヤ人やジプシーが厳しい隔離・排除の対象となったばかりではなく,ポーランドの場合とくに露骨に示されたように,人びとをドイツ人=〈アーリア民族〉に奉仕すべき劣等民族として位置づけ,農作物や原料生産のための労働力以上のものとはみないで,政治的・経済的また文化的にも民族としては解体していく政策がとられ,過酷な占領政策がとられた。…

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