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パーソナル・インフルエンス パーソナル・インフルエンス personal influence

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パーソナル・インフルエンス
パーソナル・インフルエンス
personal influence

P.F.ラザースフェルドらが 1940年に行なった投票行動の分析を通して提案した概念。彼らはマスメディアを用いたキャンペーンによる直接的な働きかけよりも,家族や友人,仲間などの意見のほうが投票行動に影響力をもつことを発見し,この対面的接触場面における説得力のことをパーソナル・インフルエンスと呼んだ。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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DBM用語辞典の解説

パーソナル・インフルエンス【personal influence】

個人影響力のこと。他の人達の購買決定に強い影響を与える、あるいは支配する個々人の力。個人の影響力のこと。パーソナル・インフルエンスは外的あるいは内的なものがある。外的パーソナル・インフルエンスは、例えば隣人、母親、父親、子供など、2人あるいはそれ以上の人々の社会的相互作用が関係する。例えば、母親はある商品についてのアドバイスを隣人に求め、そしてその情報を家族のメンバーに流すことがある。内的パーソナル・インフルエンスは、他の人やグループと同じことをせねばならないと思うような精神的プロセスによって判断が影響される場合に起こる。例えば、ティーンエージャーは、あるレコードアルバムを、友人から「進んでいる」と思われたいから購入するであろう。どちらの場合も、ターゲット市場に存在するパーソナル・インフルエンスを明確にし、この影響力にターゲットするマーケティング行われる

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

パーソナル・インフルエンス
ぱーそなるいんふるえんす
personal influence

第一次集団の日常的な対人関係のなかで、人々の意見や行動の変容にかかわる個人的な影響力のこと。影響力を行使する人々はオピニオン・リーダーとかインフルエンシャルとよばれる。1940年のアメリカ大統領選挙の際P・F・ラザースフェルドらが行った投票行動の調査研究で発見された、有名な「コミュニケーションの二段階の流れ」仮説を支える鍵(キー)概念である。
 従来の研究によると、パーソナルな影響は一般に、〔1〕政治、買い物、ファッションなどといった特定の個別的行動領域に限定されている、〔2〕垂直的であるよりも、水平的に流れる、〔3〕個人の意思決定の局面で、とりわけ意思未決定者の場合に、マス・コミュニケーションの影響力よりも有効である、と考えられている。さらに、説得コミュニケーションとしてのパーソナルな影響力の有効性をめぐる論拠として、〔1〕パーソナルな接触における無意図性あるいは偶然性、〔2〕被影響者の抵抗にあった場合、臨機応変に対処できる融通性、〔3〕パーソナルな影響を受け入れた場合の即時的報酬性、〔4〕身近な情報源への信頼性、〔5〕信念や態度を変容せずに、個人的な感情や忠誠心をてこに人々を説得できること、があげられている。マス・コミュニケーション過程におけるパーソナルな影響の事実発見の意義は、マス・コミュニケーション全能論の前提であった原子的大衆像にかわって、第一次集団の多様な対人関係に日常的に関与している受け手像の提起にあったといえる。[岡田直之]
『E・カッツ、P・F・ラザースフェルド著、竹内郁郎訳『パーソナル・インフルエンス』(1965・培風館)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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