ヒストグラム(読み)ひすとぐらむ(英語表記)histogram

翻訳|histogram

デジタル大辞泉 「ヒストグラム」の意味・読み・例文・類語

ヒストグラム(histogram)

統計で、度数分布を表した柱状グラフ

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精選版 日本国語大辞典 「ヒストグラム」の意味・読み・例文・類語

ヒストグラム

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] histogram ) 統計で度数分布を表わす柱状グラフ横軸上に階級縦軸上に度数を目盛り、おのおのの階級の上に、度数を高さとする長方形を立てたもの。柱状グラフ。〔統計学辞典(1951)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「ヒストグラム」の意味・わかりやすい解説

ヒストグラム
histogram

度数分布表を一つのルールに従ってグラフにしたもの。度数分布表の特性を直観的に把握するために利用する。表の度数分布表のヒストグラムを図に示した。これは,いくつかの長方形を組み合わせたものである。図の中の長方形ABCDの高さhkABCDの面積が度数fkまたは相対度数fkに比例するように定める。すなわち,

 hkxk+1xk)=cfkc′・fk

である。ここで,cc′は比例定数であり,kに依存しない。

 級間隔(xk+1xk)は必ずしも一定としない。そこに,この方法の一つの特徴がある。とくに,級間隔(xk+1xk)が一定のときは,長方形の高さhkは度数fkに比例するから,縦軸の目盛として度数をとることができる。
統計グラフ
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒストグラム」の意味・わかりやすい解説

ヒストグラム
histogram

柱状図ともいわれる。矩形状の柱を並べたグラフのこと。度数分布を図示するためにしばしば利用されるもので,測定値の存在する範囲をいくつかの区間に分け,各区間に入る測定値の度数を縦軸に,区間に分けられた測定値を横軸にとって,矩形状の柱を並べて書く。このグラフは多数あるデータを整理する場合に,(1) 分布の状態がよくわかる,(2) 異常値の存在がはっきりする,(3) 規格と比較するのに便利である,(4) いくつかの分布の比較が容易であるなどの利点があるために利用度が高い。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒストグラム」の意味・わかりやすい解説

ヒストグラム
ひすとぐらむ
histogram

数理統計における度数分布表を視覚的に見やすくした柱状図表。

[編集部]

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岩石学辞典 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

横軸に区間分けした変数を,縦軸に各区間に属する測定値の観測回数をとった柱状のグラフ.度数柱状図ともいい,柱状のものを書き並べて頻度分布を表した図である[片山ほか : 1970].変数のグレードまたはクラスの相対頻度を示す図で,重量または個数百分率で表す.堆積岩などで最も普通に用いられるのは,粒子の異なった粒度の区間の量を描くためである[Pettijohon : 1957].

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百科事典マイペディア 「ヒストグラム」の意味・わかりやすい解説

ヒストグラム

柱状グラフ,柱状図とも。度数分布を表すグラフの一種。測定値の存在する範囲を区間(階級)に分け,各区間を底辺とし,その区間に属する測定値の出現度数に比例する面積をもつ長方形を並べたもの。ふつう区間の幅を一定にとるので,各長方形の高さが出現度数を表す。

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カメラマン写真用語辞典 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

histogram。分布図、柱状グラフなどの意。デジタルカメラでは、画像の明るさ分布図をいう。横軸に画像の黒~中間調~白をあらわし、縦軸がそれぞれの階調部分の情報量を表している(レベルの登場回数の累積)。液晶モニタで撮影画像を見ても露出の判断ができないときなどに、このヒストグラム表示を呼び出して目安にする。

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パソコンで困ったときに開く本 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

画像の一番暗い部分から一番明るい部分までを複数段階に分け、全体でそれぞれの明るさの部分が、どのくらい存在するかを棒グラフで表示する機能のことです。画像編集ソフトやデジタルカメラに搭載されています。
⇨RGB、フォトレタッチ

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ブランド用語集 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

ヒストグラムとは等間隔に区切られた各区間にどの程度の数の変数が収まっているかを表す棒グラフのことをいう。横軸が変数の値、縦軸が変数の数の大きさを割合で示すように描かれた縦棒グラフが一つの典型的なパターンである。

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栄養・生化学辞典 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

 柱状図ともいう.測定値を一定の範囲に区切り,それぞれの範囲に属する測定値の度数を柱の高さで(棒グラフとして)表示した図.

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ヒストグラム」の解説

ヒストグラム

QC7つ道具のひとつ。データの分布状況の把握を目的としたグラフ。度数分布表とも呼ぶ。階級。

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世界大百科事典(旧版)内のヒストグラムの言及

【統計グラフ】より

…前者では長さの比が問題(比例尺度)だが,後者では高さの差が問題(間隔尺度)である場合が多い。
[度数グラフ]
 度数分布をグラフで表す方法として,ヒストグラム(柱状グラフ),度数分布折れ線(度数分布多角形),度数分布曲線がある。ヒストグラム(図6-a)の外観は棒グラフと似ているが,棒グラフでは各棒が孤立していてそれぞれの長さの比較が問題になるのに対し,ヒストグラムでは各柱が密着し全体での一つの図形としての形状が問題となり,底辺の任意の区間の上にある図形(図の斜線の部分)の面積がその区間に対する度数を表す。…

※「ヒストグラム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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