統計の対象となる集団からの数値的な資料を,集団の特徴を見いだすのに便利なように,それらの頻度を整理して得られる分布をいう。ふつう大きさの順に組み分けして,各組に属する資料の度数(個数)を表にする。これが度数分布表である。このとき組の標識となる数値を変量と呼ぶ(表)。この表に,度数と資料の総数との比をパーセントで書きこむこともある。それらの分布を相対度数分布という。長さや重さのような連続量を扱うときは,これをいくつかの区間に分けて,各区間に属するものの個数を度数とする。また各区間の中央の値を階級値と呼び,その区間の値を代表する変量として扱い,上と同様な度数分布表を作る。各階級の度数を順々に加えて,それぞれの階級値にはその階級以下の度数の和を対応させると累積度数分布が得られる。分布状況を見やすくするためには統計グラフが利用される。また分布の量的な特性量として平均値などの代表値が用いられる。
執筆者:飛田 武幸
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