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ヒリアード ヒリアードHilliard, Lawrence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヒリアード
Hilliard, Lawrence

[生]1582頃.ロンドン?
[没]1640. ロンドン
イギリスのミニアチュール (小型肖像画) 画家。 16~17世紀の有名なミニアチュールの画家 N.ヒリアードの子で,父のもとで修業し主としてミニアチュールを描いた。 1619年の父の死後,宮廷肖像画家の地位を受継ぎ,数多くの王侯貴族の肖像画を制作。作風は父よりも生硬であるが,色彩はより豊富で変化がある。主要作品『肖像画』2点 (1636,38,ボーシャン・コレクション) 。

ヒリアード
Hilliard, Nicholas

[生]1547. エクセター
[没]1619.1.7. ロンドン
イギリスのミニアチュール (小型肖像画) 画家。ロンドンに住み,金工と似顔絵にすぐれ,エリザベス1世の宮廷で肖像画を描いた。息子,ローレンス (1582頃~1640) も画家となったが,弟子 I.オリバーがより知られている。作品 27点がロンドンのビクトリア・アンド・アルバート美術館に収録されている。著書『肖像画論』 Treatise on Arte of Limning (1600頃) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヒリアード【Nicholas Hilliard】

1547‐1619
イギリス美術史上最初の大画家。金工家の子としてエクセターに生まれ,その技術を習得した。1570年ごろにエリザベス1世の宮廷画家兼金工家に任ぜられ,77‐78年ごろフランスに滞在したのを除き終生イギリス宮廷周辺の仕事に携わる。細密画(ミニアチュール)の技法に優れ,手に取って愛玩できるような小型の肖像画を得意とし,エリザベス1世をはじめ宮廷人の肖像を描く。1600年ごろ著した《描写芸術》という小冊子には,彼自身とエリザベス1世の一致した見解として,絵画においては陰影のない明快な描線を用いるべきである,なぜならそれはあいまいさを残さず対象を表現するから,という主張を記している。

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