ビクーニャ

デジタル大辞泉 「ビクーニャ」の意味・読み・例文・類語

ビクーニャ(Vicuña)

チリ中北部、コキンボ州の町。港湾都市ラセレナの東約60キロメートル、エルキ川が刻む谷間に位置する。南アメリカで初となるノーベル文学賞を受賞したG=ミストラル生地で、関連資料を展示する博物館がある。

ビクーニャ(〈スペイン〉vicuña)

ビクーナ

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精選版 日本国語大辞典 「ビクーニャ」の意味・読み・例文・類語

ビクーニャ

  1. 〘 名詞 〙 ( [スペイン語] vicuña )[ 異表記 ] ビクーナ・ビキューナ
  2. 南米ペルーボリビアエクアドルなどの高山草原に生息する哺乳類。肩高七〇~一一〇センチメートル。毛色赤褐色で下面は白く、羊毛状で長い。
  3. の毛で織った柔らかく、光沢のある布地。高級品とされる。また、それに似せた毛織物。オーバー地などに用いる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビクーニャ」の意味・わかりやすい解説

ビクーニャ
Lama vicugna; vicuña

偶蹄目ラクダ科。体長 1.3~1.9m。耳介は長いが,顔は短い。頸の基部から胸の前方にかけて白い長毛の総がある。 10頭ぐらいの小群をつくり,草類を食べて生活している。空気が薄い高山にすむのに適していて,標高 3600~5400mの高地にすんでおり,赤血球の数はヒトの3倍近くもある。ペルー,エクアドル南部,ボリビア中部,アルゼンチン北西部までのアンデスに分布する。

ビクーニャ
vicuña

ビキューナともいう。アンデス山中に生息するラクダ科の動物ビクーニャの毛からつくる高級毛織物をいう。ビクーニャの毛は,柔らかくて長く,光沢があり,ヘア繊維として非常にすぐれている。綾織にすると,羊毛よりも感触が柔らかく,おだやかなつやをもつ。飼育量が少いため生産量が限られ,高級な婦人服,紳士服地として賞用される。

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小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ビクーニャ」の解説

ビクーニャ
学名:Vicugna vicugna

種名 / ビクーニャ
科名 / ラクダ科
解説 / ラクダのなかまでは最も小型です。オスはなわばりをもち、メスと子どもは5~10頭の群れをつくります。
体長 / 1.2~1.9m/肩高70~110cm
体重 / 35~65kg
食物 / 背たけの低いイネ科の草
分布 / アンデス山脈の高地

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改訂新版 世界大百科事典 「ビクーニャ」の意味・わかりやすい解説

ビクーニャ
vicuña

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デジタル大辞泉プラス 「ビクーニャ」の解説

ビクーニャ

ぺんてる株式会社の油性ボールペン、シャープペンシルのブランド名。ボールペンは粘度の低い油性インキを採用。前軸グリップに波型の指紋ピッチを搭載している。

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世界大百科事典(旧版)内のビクーニャの言及

【ビクーナ】より

…ビクーニャともいう。ラマに似たラクダ科の偶蹄類(イラスト)。…

※「ビクーニャ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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