ファレル(Guillaume Farel)(読み)ふぁれる(英語表記)Guillaume Farel

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ファレル(Guillaume Farel)
ふぁれる
Guillaume Farel
(1489―1565)

スイスの宗教改革者。フランス出身。パリで勉学中、ルフェーブル・デタープルの影響下にルター教説に共鳴した。フランスでの迫害を避けて、1523年バーゼルに赴いた。この地ではエラスムスと争って追放され、各地を説教して回った。1526年以降フランス語圏スイスで活躍し、1528年のベルン討論会に参加した。都市国家ベルンの後援を得て、ボー地方の宣教活動に従事。1532年以降ジュネーブの宗教改革に努力し、カルバンを説き伏せて、その仕事に協力させた。1538年カルバンとともにジュネーブを追われたが、彼はヌーシャテルの宗教改革を達成した。1549年の「スイス一致信条」に署名するとともに、フランスの宗教改革にも援助の手を差し伸べた。

[森田安一 2018年1月19日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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