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フィリピン人 フィリピンじんFilipino

翻訳|Filipino

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィリピン人
フィリピンじん
Filipino

フィリピンの基幹住民。初期にはアンダマン諸島やマレー半島にも分布するニグリトが住んでいたが,彼らは現在はルソン島のバターン半島などにわずかにみられるのみである。多数の民族集団に分れるが,その多くはマレー人に属する。オーストロネシア語族に属するビサヤ語,タガログ語,イロカノ語などの 80種近くの言語があり,スペイン語が一部の上流階級に使われていたが,第2次世界大戦後は英語が急速に普及し,今日では人口の約半数が英語を使用し,かつての首都マニラ近辺で使われていたタガログ語が公用語となった。宗教は長いスペイン支配の影響で,ローマ・カトリック教徒が圧倒的に多く,スペインからの独立当時にローマから分離したアグリパイ派 (→フィリピン独立教会 ) も人口の 10%を占める。南部はスペイン侵入以前からのイスラム教の影響が強く,ミンダナオ島の山岳部には固有の宗教もみられる。新教の諸派もアメリカの影響で急速に広まりつつある。住民の多くは米,またはとうもろこしを主食として栽培し,沿岸地方は漁業でこれを補っている。親族関係の結束が強く,マレー人の生活様式にスペイン,アメリカの文化が混合し,年中行事は色彩豊かなカトリック教のものが多い。南部の政治的権力はイスラム教による秩序が支配的であり,独立ないしは自治権の拡充を求めて,武力闘争が続いている。

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