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フェアドロス Verdross, Alfred

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェアドロス
Verdross, Alfred

[生]1890.2.22. インスブルック
[没]1980.4.27. インスブルック
オーストリアの法哲学国際法学者。ウィーン,ミュンヘン,ローザンヌの各大学で学んだのち,ウィーン大学で教職につき (1921) ,のち学長 (51) 。ウィーン法学派に属していたが,新トマス主義の自然法論に接近していった。国際法の分野では,価値哲学に基づき,実定国際法の統一的体系化をはかった。主著は『西洋の法哲学』 Abendländische Rechtsphilosophie (58) ,『国際法』 Völkerrecht (64) 。

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百科事典マイペディアの解説

フェアドロス

オーストリアの公法学者・法哲学者。ウィーン大学教授。ケルゼン門下であるが,カトリック自然法論を展開。ナチスの圧迫に抗し,主として国際法の分野で,特に実定国際法の統一的体系に関する業績を残す。

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世界大百科事典 第2版の解説

フェアドロス【Alfred Verdross】

1890‐1980
オーストリア生れの法学者。ウィーン大学に学び,のち同大学教授として国際法・法哲学を教える。ウィーン大学学長,国際連合国際法委員,ヨーロッパ人権委員会判事等を務めた。戦前オーストリア外務省に勤務,後年ウィーン外交関係条約の採択会議等にも参画した。学風はH.ケルゼンに代表される〈純粋法学〉を基礎にした体系的理論をもって知られる。1937年初版以来の《国際法》のほか,《西洋法哲学》(1958),《国際法の法源》(1973)など大戦後の著作も多い。

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