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フェデラリスト フェデラリスト The Federalist

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェデラリスト
フェデラリスト
The Federalist

アメリカ合衆国憲法批准促進のために書かれた政治論集。 85編から成る。 1787年の連邦憲法制定会議で採択された憲法案が成立・発効するためには,3分の2以上の州 (9州) の批准が必要であったが,反対派の勢力も強く予断を許さない情勢であった。

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デジタル大辞泉の解説

フェデラリスト(federalist)

連邦主義者。→フェデラリズム

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世界大百科事典 第2版の解説

フェデラリスト【The Federalist】

連邦憲法案擁護論を展開したアメリカ政治学上の古典。85編の評論から成り,1787‐88年に新聞に掲載され,そのうちの77編は〈パブリアスPublius〉という匿名で発表された。1787年起草のアメリカ連邦憲法案がいよいよ各州憲法会議の批准を得るにあたって,強い抵抗が予想された。ことにニューヨークにおいては反対論が激しかったので,賛成派のA.ハミルトン(後の初代財務長官)はJ.ジェー(後の初代最高裁判所首席裁判官),ニューヨーク滞在中のバージニアのJ.マディソン(〈憲法の父〉と呼ばれ,後の第4代大統領)とともに,ニューヨークの新聞紙上に匿名で憲法賛成論を展開,各地の新聞にも転載された。

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大辞林 第三版の解説

フェデラリスト【Federalist】

アメリカ合衆国の憲法制定に際し、連邦(中央)政府の権限強化と保護貿易を支持した人々。州権主義を唱えるアンチ-フェデラリストと対立したが、独立後の合衆国の基盤を固めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェデラリスト
ふぇでらりすと
Federalists

アメリカ合衆国憲法草案の賛成者たちの自称。連邦派ともいう。独立革命後の新国家体制を規定した憲法草案に対して、賛成者と、主権をもつ諸邦の連合を主張した反対者との間で論争がおこり、憲法は13邦中9邦の批准で発効することになっていたため、各邦の批准会議で賛成者のフェデラリストと反対者の反連邦派との間で激論が交わされた。賛成者側はハミルトン、ジェイ、マディソン共著『ザ・フェデラリスト』の刊行などによる宣伝に努め、憲法は発効し(1788)、2代にわたってフェデラリスト中心の政権が続いた。フェデラリストは、ワシントン政権の財務長官ハミルトンなどを指導者とし主として商工業的利益を代表し、反連邦派は、同じく国務長官ジェファソンを中心に農業的利益を代表して相争い、この2派がアメリカ最初の政党となった。とくにハミルトンの財政・金融政策は新国家の基礎を確立したものとして有名。フェデラリストは、第2代大統領としてジョンアダムズを当選させたが、その後リパブリカン(反連邦派の自称)に敗れ、1816年の大統領選挙に候補者を立てたのを最後に消滅した。のちに同党の支持層は全国共和党National Republicanと合流してホイッグ党Whig Partyを結成し、これが現在の共和党Republican Partyの源流となった。[島川雅史]
『藤本一美著『アメリカ近代政党の形成』(1981・御茶の水書房) ▽ハミルトン、ジェイ、マディソン著、斉藤真訳「ザ・フェデラリスト」(『世界の名著 33』所収・1970・中央公論社)』

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世界大百科事典内のフェデラリストの言及

【ハミルトン】より

…独立革命中はワシントンの副官として活躍,戦後はニューヨークで弁護士を務めた。強力な中央政府確立の必要を主張し,合衆国憲法の制定運動に尽力,その批准の際にはJ.マディソン,J.ジェーの協力を得て,アメリカ政治思想史上著名な《フェデラリスト》(1787‐88)を著して憲法を擁護した。89‐95年ワシントン政権の初代財務長官を務め,《公信用に関する報告書》《国立銀行に関する報告書》(ともに1790)などを連邦議会に提出,戦時公債全額を額面どおり連邦政府公債に借り換え,第一合衆国銀行を創設し,蒸留酒消費税(これに反対してウィスキー一揆が起こる)などの新税制を整備し,貨幣法を制定するなど,財政金融上の重要な政策をやつぎばやに遂行して,公信用ならびに連邦政府の財政的基盤を短時日に確立した。…

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