ブラックフライデー(読み)ぶらっくふらいでー(英語表記)Black Friday

翻訳|Black Friday

デジタル大辞泉 「ブラックフライデー」の意味・読み・例文・類語

ブラック‐フライデー(Black Friday)

米国などで、感謝祭(11月第4木曜日)の翌日金曜日のこと。休日とする職場多く商店にとってはクリスマス商戦の初日に当たる。「ブラック」は、買い物客による混雑、または黒字を連想させることから。→サイバーマンデーグリーンマンデー
[類語]サイバーマンデーグリーンマンデーフリーシッピングデー光棍節こうこんせつ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブラックフライデー」の意味・わかりやすい解説

ブラックフライデー
ぶらっくふらいでー
Black Friday

アメリカで毎年11月第4木曜日に催される「感謝祭」の翌日の金曜日のこと。休日ではないが前日とあわせて連休とされることが多く、クリスマスセールの初日で小売店の売上げが年間でもっとも多い日である。「ブラック」という呼称は、小売業者が売り上げ増によってもうかる(黒字になる)こと、道路や店舗がこみ合って黒山の人だかりとなることに由来しているといわれる。一方で「大量にモノを買わされてしまう暗黒の日」という裏の意味が含まれているという説もある。なお、ブラックフライデーの3日後の月曜日は、オンラインショッピングの売り上げが増えることからサイバーマンデーとよばれる。

[編集部]

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知恵蔵mini 「ブラックフライデー」の解説

ブラックフライデー

米国で毎年11月の第4木曜日に催される「感謝祭」の翌日の金曜日のこと。感謝祭は祝日であり、土日に挟まれたこの金曜日も祝日扱いとなることも多い。米国では年末商戦の初日かつ最大山場となる日と位置づけられており、小売り各社はこの期間だけで年間売上げの2割ほどを稼ぐといわれている。このセールで軒並み黒字となることから「ブラック」の名が冠され呼ばれるようになったとされる。韓国では2015年に韓国版ブラックフライデーを実施している。日本では、米国系企業などが独自にブラックフライデーのセールを行っており、16年3月には、経団連の榊原会長が石原経財相との会談でブラックフライデーにならったセールを計画していることが明らかになった。

(2016-3-22)

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