個人消費(読み)コジンショウヒ(その他表記)personal consumption

デジタル大辞泉 「個人消費」の意味・読み・例文・類語

こじん‐しょうひ〔‐セウヒ〕【個人消費】

個人家計)が、物やサービス購入に充てた金額総計。個人による支出うち住宅への投資は別区分として扱われる。個人消費は、最終需要の中でも最も割合が高く、日本ではGDPの55パーセント前後を占めることから、その動向景気に大きな影響を与える。

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共同通信ニュース用語解説 「個人消費」の解説

個人消費

個人が自動車食料品といったモノのほか外食宿泊を含むサービスの購入に充てた金額の総計。日本の国内総生産(GDP)の過半を占めるため、経済に与える影響が大きい。物価上昇所得向上が伴わないと、モノやサービスの買い控えが起きて企業収益が伸び悩む。政府は定額減税を6月から実施することで個人消費を促す。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「個人消費」の意味・わかりやすい解説

個人消費
こじんしょうひ
personal consumption

家計ないし個人は、賃金・財産所得などの所得から租税・社会保険料などを差し引いた可処分所得を、消費と貯蓄に分けて支出する。この個人消費の水準を左右するのは、主として所得水準と保有純資産額(資産-負債)であるが、1985年~1988年の円高→輸入価格下落→実質所得上昇→個人消費増のように、為替相場と物価も影響する。さらに先行き不透明のときには、減税が消費にまわらず、貯蓄されてしまうという要因もある。

[一杉哲也]

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