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プラウト Prout, Samuel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プラウト
Prout, Samuel

[生]1783.9.17. プリマス
[没]1852.2.10. キャンバーウェル
イギリスの画家,石版画家。特に水彩画家として知られている。 1803年アカデミーに初出品,のち「水彩画協会展」に出品しその会員となる。 19年以後しばしばヨーロッパ大陸を訪れ,フランス,ドイツ,イタリア,オランダなどの建物や歴史的風景を描いて名声を博した。主要作品『ライン点描』 (1824) 。主著『風景画の技法,進歩的研究』 The Rudiments of Landscape,With Progressive Studies (13) 。

プラウト
Prout, William

[生]1785.1.15. グロスターシャー
[没]1850.4.9. ロンドン
イギリスの化学者。エディンバラ大学で医学を修め (1811) ,ロンドンで開業するかたわら,実験室をつくり,生理学を講じた。純粋尿素の単離,胃液内の塩酸の発見,食物の脂肪,炭水化物,蛋白質の分解機構の解明など多くの業績を残したが,特に有名なのは,1815年のプラウトの仮説である。

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大辞林 第三版の解説

プラウト【William Prout】

1785~1850) イギリスの医師・化学者。消化系の研究を行い、胃液が塩酸を含むことを示した。元素が水素から成り、水素の原子量を単位とすれば他元素の原子量は整数になる(プラウトの仮説)と主張し、化学研究を刺激。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プラウト
ぷらうと
William Prout
(1785―1850)

イギリスの医師、化学者。グロスターシャーのホールトンの農家に生まれる。エジンバラ大学で医学を修め(1811)、ロンドンで開業しながら科学研究をする。尿からの尿素抽出、胃液中の塩酸の発見、食物の分類(水、炭水化物、脂肪、タンパク)などの業績のほかに、無署名で発表した「プラウトの仮説」(1815~1816)がある。これは、水素を単位とすると他元素原子量整数値をとり、水素は他の元素をつくる第一物質であるというものである。この説は活発な論議をよび、原子量の精密測定や周期律の発見につながる元素の分類を推し進める力になった。[肱岡義人]

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