プラズマディスプレー(その他表記)plasma display

翻訳|plasma display

デジタル大辞泉 「プラズマディスプレー」の意味・読み・例文・類語

プラズマ‐ディスプレー(plasma display)

ネオンガスを封入し、放電によって生じるプラズマ発光を利用した、コンピューターなどの表示装置。ちらつきがなく見やすい。

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改訂新版 世界大百科事典 「プラズマディスプレー」の意味・わかりやすい解説

プラズマディスプレー
plasma display

プラズマディスプレーは,ガラス板上に印刷された透明電極の間に封入されたネオン,アルゴン,キセノンなどの放電ガスより構成され,電極間のガス放電で発光する現象を利用したものである。対向する電極の間にガスのイオン化電圧以上の電圧を加えるとガス放電を生じ,ガスの種類に応じた波長の発光をする。もっともふつうのタイプはネオンガスによるオレンジ色の発光を利用したものである。表示装置としての利用方法は,7セグメント型の数字表示用と,ドットマトリックス型の文字および図形の表示用がある。前者の場合は電極を〈日〉の形に配列して使用するもので,電子レジスターやPOS端末装置などに利用される小型のものから,各種案内板などに利用される大型のものまでつくることができる。ドットマトリックス型の場合は電極を縦横のメッシュ状に配置し,交点で発光させることによりマトリックスを構成させる。いったん放電を開始すると,放電開始電圧より小さい維持電圧で放電を続けるメモリー作用があるので,これを利用して駆動を簡略化できる。主要な用途としては,表示文字数が少なく,とくに小型であることが必要な銀行用窓口装置やPOS端末装置,またはパネルが透明であることから,スライド像と重ねて表示することができるので,軍用・教育用などのディスプレー用装置がある。また,ネオンガスによるオレンジ単色のほかに,キセノンガスによる紫外線発光と蛍光体によるカラー表示も可能で,平面型カラーテレビへの応用が研究されている。
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百科事典マイペディア 「プラズマディスプレー」の意味・わかりやすい解説

プラズマディスプレー

気体のプラズマ放電による発光現象を利用した薄型の表示装置。ドットごとに2枚の透明電極で区切って中に放電ガスを封入し,電圧を印加してプラズマ放電を行う。一般にネオンガスを封入するため橙色に発光するが,内面に蛍光体を塗ることでカラー表示が可能。特長コントラストが高い,反応速度が速い,視野が広いなど。近年,大画面の薄型テレビとしてプラズマテレビが急速に普及している。
→関連項目ディスプレー(工学)テレビ受像機

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IT用語がわかる辞典 「プラズマディスプレー」の解説

プラズマディスプレー【plasma display】

プラズマの放電を利用した薄型の画像表示装置。2枚のガラス板の間に封入したネオンなどの希ガスに電圧をかけて紫外線を放出し、蛍光体を発光させることで画像表示を行う。コントラストが高く、応答速度が速く、視野角が広いという特徴を持つ。液晶ディスプレーに比べて大型化が容易なため、大画面のテレビなどに用いられる。◇「plasma display panel」の頭文字から「PDP」ともいう。また、「PDPモニター」ともいう。

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