ヘッセン

百科事典マイペディアの解説

ヘッセン

ドイツ中部の州。タウヌス,フォーゲル,オーデンワルトなどの山地・丘陵とマイン川下流の平野からなり,農林・鉱業が盛んで温泉が多い。北部のカッセルで機械・車両工業,南部のマイン下流地帯では自動車・化学・ゴム・皮革工業が行われる。13世紀にヘッセン侯国が独立し,1567年ヘッセン・ダルムシュタットとヘッセン・カッセルとに分裂した。州都はウィースバーデン。2万1115km2。604万5425人(2013)。
→関連項目ウィースバーデンナッサウ

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デジタル大辞泉プラスの解説

ヘッセン

《Hessen》ドイツ海軍の戦艦。ブラウンシュヴァイク級。1903年進水、1905年就役の前弩級戦艦。第二次世界大戦後にソ連に接収され、ツェリ(Tsel)に改名。1960年代に解体。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘッセン【Hessen】

ドイツ中西部の州(ラント)。歴史的には旧ドイツの領邦国家ヘッセン・カッセルHessen‐Kasselとヘッセン・ダルムシュタットHessen‐Darmstadtを母体としている。面積2万1112km2,人口598万(1995)。州都はウィースバーデンだが,最大の都市はフランクフルト・アム・マインで,州行政以外は経済的にも文化的にもフランクフルトが州の中心となっている。
[地理]
 ドイツを南北に分かつマイン川が州のほぼ中央を東から西に流れる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘッセン
へっせん
Hessen

ドイツ中部を占める州。面積2万1114平方キロメートル、人口606万8100(2000)。州都はウィースバーデン。1945年に制定された州域は、北部、中部、南部に分けられる。ウェーザー川支流フルダ川の流域に属す北部とライン川支流ラーン川の流域に属す中部は、フォーゲルスベルク火山(774メートル)、タウヌス山地、ヘッセン丘陵地など緩い起伏の山地・丘陵地とその間に点在する盆地からなる。各盆地には、カッセル、マールブルクギーセン、フルダなどの地方中心都市が発達し、周辺は耕地や牧草地が広がり、森林も多い。南ヘッセンは、ライン・マイン地方と称され、ライン川とマイン川の河谷平野である。気候温暖でブドウ栽培や園芸農業もみられるが、州都や州内最大の都市フランクフルト・アム・マイン、オッフェンバハ、ダルムシュタットなど多くの商工業都市が集中し、ドイツ経済の中核地の一つである。[朝野洋一]

歴史

13世紀後半にチューリンゲン地方伯領から分離し、カッセルを首都として独立の地方伯領となった。宗教改革時代にフィリップ1世(寛大公、在位1509~67)は新教派諸侯の指導者として活躍したが、その死後領土は4人の子供の間で分割された。そのうちで長く続くのはヘッセン・カッセルと、ヘッセン・ダルムシュタットである。ヘッセン・カッセルは旧領の大半を含み、1803年には選帝侯位を認められた。ナポレオン時代には一時ウェストファリア王国に併合されたが、その没落とともに独立を回復、1866年のプロイセン・オーストリア戦争でオーストリア側にたったために、プロイセンに合併された。第二次世界大戦後はヘッセン州の一部となっている。ヘッセン・ダルムシュタットはプロイセン・オーストリア戦争で領土の一部をプロイセンに割譲、1870年ドイツ帝国に加わり、第二次世界大戦後ヘッセン州とラインラント・プファルツ州とに分属することになった。[中村賢二郎]

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