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ベルカント bel canto

翻訳|bel canto

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルカント
bel canto

音楽用語。「美しい声 (歌) 」の意。母音性豊かなイタリア語歌唱から生れた最も美しく自然な発声法であり,17~18世紀にイタリアで成立したが,現在もイタリア式の発声の基本とされている。

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デジタル大辞泉の解説

ベル‐カント(〈イタリア〉bel canto)

《美しい歌の意》イタリアで18世紀に成立した歌唱法。滑らかで柔らかな声の響きを強調するもの。

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大辞林 第三版の解説

ベルカント【bel canto】

〔美しい歌の意〕
一八世紀のイタリアで成立した歌唱技法。艶つやのある声色と響きの美しさが特徴。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルカント
べるかんと
bel cantoイタリア語

西洋音楽の歌唱法の一つ。「美しい歌」を意味するイタリア語から派生し、美しく歌い上げることを目的とする。その唱法は、劇的な表現よりもむしろ美しい声や華麗な技巧を強調し、18世紀から19世紀前半にかけてのイタリア・オペラ(たとえばベッリーニやロッシーニのオペラなど)で広く愛好された。さらに、同時代のイタリアの歌曲やイタリア様式で作曲されたモーツァルトのいくつかのオペラなども、通常この唱法で歌われる。しかし、19世紀の後半には、オペラのオーケストラ伴奏が大規模になり、題材も劇的なものが取り上げられるようになったため、ベルカント唱法は重厚な劇的歌唱法にとってかわられた。[黒坂俊昭]
『コーネリアス・L・リード著、渡部東吾訳『ベルカント唱法――その原理と実践』(1986・音楽之友社)』

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