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ホコリダニ ホコリダニ Tarsonemidae; tarsonemid mite

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホコリダニ
ホコリダニ
Tarsonemidae; tarsonemid mite

クモ綱ダニ目ホコリダニ科に属する種類の総称。体長 0.1~0.2mmの微小種で,体色は白色ないし黄褐色。雌は卵形,雄は六角形に近い。第2脚と第3脚の間が広く開くのが特徴。卵→幼虫→休止期→成虫と成育する。

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百科事典マイペディアの解説

ホコリダニ

蛛形(ちゅけい)綱ホコリダニ科の総称。いずれも体長0.1mm内外,気管系と気門が雌だけにあるなど雌雄で形状が異なる。植物寄生種と穀類などに繁殖する種類とがあり,チャノホコリダニシクラメンホコリダニなどは農業・園芸害虫,ムギホコリダニ,ナミホコリダニなどは食品害虫として知られる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホコリダニ

ホコリダニ科Tarsonemidaeに属するダニの総称。体長0.1~0.3mm。体色は乳白色ないし褐色。ほこりのように小さいのが名の由来。雌雄は著しく形態が違う。雌は卵形に近く,第4脚は非常に細く,末端はつめも爪間体もなく,2本のむち状の毛だけで終わっている。雄は小型で,ほぼ六角形を呈し,気管を欠き,第4脚は他脚よりも太く,内側に湾曲し,末端には種々の形をした1個のつめがある。卵から孵化(ふか)した幼虫は,静止期を経て脱皮し直ちに成虫になる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホコリダニ
ほこりだに / 埃
tarsonemid mite

節足動物門クモ形綱ダニ目ホコリダニ科Tarsonemidaeの微小なダニの総称。体長は0.1~0.3ミリ。雌雄間の性的二形が顕著で、雌の第四脚(きゃく)はきわめて細く、末端に2本の鞭(むち)状の毛をもつ。雄は小形で、第四脚はとくに太く、内側に湾曲して末端に特異なつめがある。雌では前胴体部の前方背側面に気門が開口しているが、雄は気管系を欠いている。ホコリダニの発育環には若虫期を欠いている。雌は体のわりに大きな白色不透明な卵を産む。卵から孵化(ふか)した幼虫(六脚)は静止期を経て脱皮してただちに成虫(八脚)になる。成虫の体色は多様で、食植性の種類では緑に、食菌性の種類では食べた菌の色になる。雌は八脚全部を歩行に使うが、雄の第四脚は機能上は生殖用の付属肢であって、静止期の雌や雌成虫を把握し、運搬あるいは交尾のために使用する。
 ホコリダニ科には植物寄生性の種類が多く、農業害虫として問題になる種類がある。シクラメンホコリダニはシクラメンの葉、つぼみ、球根に寄生する害虫。温室栽培の花卉(かき)に被害が大きい。露地のイチゴも加害する。チャノホコリダニはチャ、柑橘(かんきつ)類、スイカ、ナス、ピーマンなど多くの作物の新葉に寄生してその成長を止める。そのほか、食菌性、食藻性、動物寄生性の種類もある。[森 樊須]

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世界大百科事典内のホコリダニの言及

【ダニ(蜱∥蟎∥壁蝨)】より

…微小な虫がはっていると,すぐにダニだと思いがちであるが,速く走るようであればクモ,ルーペで見てりっぱな眼や触角があったら昆虫と判断してよい。
[生活史]
 受精に際して正式の交尾を行うのはハダニ,コナダニホコリダニ,ウモウダニなどに限られ,他のほとんどのダニは精包(精莢(せいきよう)とも呼ばれ,精子の入った袋)の受渡しという手段をとる。ヤドリダニ類では口器(鋏角)を用い,ミズダニでは第3脚を用い,雄が雌の生殖口に精包を入れるが,ササラダニでは雄が精包を置きっぱなしにし,雌があとでこれを拾う。…

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