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ホシバナモグラ Condylura cristata; star-nosed mole

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホシバナモグラ
Condylura cristata; star-nosed mole

食虫目モグラ科。体長 12~13cm,尾長7~8cm。鼻孔のまわりに毛がなく,その肉質の部分が星形突起になっているのでその名がある。他のモグラよりも眼は大きく (ただし視力は弱い) ,尾が長く,前肢が小さい。トンネル生活への適応度が低く,完全な地下生活者ではなく,沼地,草原,森林などさまざまなところにいる。泳ぎがうまい。星形の突起は感覚鋭敏で,土中や水中の食物をあさるのに役立つ。食物は昆虫類ミミズ,貝,甲殻類など。北アメリカに分布する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホシバナモグラ【star‐nosed mole】

湿地にすみ,水に入って餌をとる半ば水生のモグラ(イラスト)。食虫目モグラ科の哺乳類。鼻の先端に22本の,鋭敏な触覚器官として使われるピンクの肉質の突起があり,星状に開くことから星鼻の名がある。毛はビロード状に密生し防水性に富む。体色はこげ茶ないし黒色。目は退化しているが,他のモグラのそれよりも大きい。カナダ南東部からアメリカ合衆国東部に分布する。体長10~13cm,体重40~85g。尾は,モグラ類としては長く6~8cmあり,冬季には脂肪の貯蔵器官として働き,直径が普段の約2倍の14mmにもなる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホシバナモグラ
ほしばなもぐら / 星鼻
star-nosed mole
[学]Condylura cristata

哺乳(ほにゅう)綱食虫目モグラ科の動物。カナダ南東部とアメリカ合衆国東部に分布する。頭胴長12~13センチメートル、尾長6.5~8.4センチメートル。体や手足は普通のモグラに似るが、吻(ふん)端に肉質の突起が輪状に並び、尾が長い。目や耳は退化している。背面は黒色に近く、下面はやや淡色。歯式は

で合計44本。森林や草原の水辺に多く、半地下性で、昼夜を問わず活動する。鼻の星形の肉突起は触覚に優れ、昆虫やミミズを探して食べる。春に通常5、6子を産む。尾は夏に細く、冬に太くなる。[阿部 永]

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世界大百科事典内のホシバナモグラの言及

【モグラ(土竜)】より

…腹面には多くの種にオレンジ斑がある。 ヨーロッパ,アジアにヨーロッパモグラ属Talpa,モグラ属Mogera,ミズラモグラ属Euroscaptorなど約10種,北アメリカにトウブモグラ属Scalopus,セイブモグラ属ScapanusホシバナモグラCondylura(イラスト)など8~10種が生息する。これらのモグラ類の分布の中心は,土壌の豊かな温帯である。…

※「ホシバナモグラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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