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ホラズム Khorazm

大辞林 第三版の解説

ホラズム【Khorazm】

中央アジア、アム-ダリヤ下流、アラル海南方の地域。ヒバを中心とする。コラズム。フワーリズム。

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百科事典マイペディアの解説

ホラズム

ホレズム,フワーリズムとも。アム・ダリヤ川下流域のウズベキスタンのカラカルパク自治共和国とトルクメニスタンの一部にまたがる地方の古称。前6―前4世紀には中央アジアの重要な土地とされ,ギリシア人はコラスミアと呼んだ。11世紀末ガズナ朝のホラズム軍政府総督,アヌーシュティーギーンがセルジューク朝から独立し,ホラズム・シャーと称し,王朝を建設。13世紀初頭最盛期を迎え,セルジューク朝を倒し,イランを領有,その後,アラー・アッディーン・ムハンマッドはゴール朝を滅ぼし,アフガニスタンを領有したが,1220年モンゴルに圧迫され1231年滅亡。以後,キプチャク・ハーン国ティムール朝,ウズベク人のヒバ・ハーン国の支配を経て1873年ロシア領。ソ連邦成立後はウズベク,トルクメン両共和国に二分された。1937年以来ソ連のトルストフらの考古調査によりホラズム文化の様相が明らかにされている。
→関連項目チャガタイ・ハーン

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世界大百科事典 第2版の解説

ホラズム【Khwārazm】

中央アジアのアム・ダリヤ下流域一帯を指す名称。アラビア語ではフワーリズムKhwārizm。ヒバKhivaともいう。古来東西文化の要衝にあってイラン文化の一大中心地として栄えたが,8世紀初頭アラブに征服され,同世紀末ないし9世紀初頭にイスラムを受容,やがてイスラム文化の一中心地に成長し,フワーリズミービールーニーなどの学匠を生んだ。11世紀にはガズナ朝,次いでセルジューク朝の支配下に入ってこの地のトルコ化が進んだが,この間,セルジューク朝のトルコ人奴隷を始祖とする第4期ホラズム・シャー朝が勃興し,13世紀初頭には,イラン,マー・ワラー・アンナフル全域を支配する強国となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホラズム
ほらずむ
KhwrazmKhwrizmKhorezm

中央アジアのアムダリヤ下流域をさす地方名。フワーリズムともコラズムとも表記される。古くから灌漑(かんがい)農業が発達し、遊牧民とオアシス住民の交易地として栄え、イラン文化をはぐくんできた。8世紀初頭アラブ人に征服されてイスラム化し、やがてイスラム文化の一中心地となってフワーリズミー、ビールーニーなどの学者を生んだ。11世紀前半にガズナ朝、ついでセルジューク朝の支配下に入ってトルコ化が進んだ。そして、この地からホラズム・シャー朝が勃興(ぼっこう)し、13世紀初頭には西トルキスタン、イラン全土を支配する強国となったが、1221年モンゴル軍に征服され、14世紀後半にティームール帝国領となった。16世紀初頭ヒバ・ハン国がここに建設されたが、1873年にヒバ・ハン国はロシアの属国となった。ロシア革命後一時ホラズム人民ソビエト共和国が誕生した。現在ではウズベキスタン、トルクメニスタン両国に所属している。[堀川 徹]

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