デジタル大辞泉
「ホワイトゴールド」の意味・読み・例文・類語
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精選版 日本国語大辞典
「ホワイトゴールド」の意味・読み・例文・類語
ホワイト‐ゴールド
- 〘 名詞 〙 ( [英語] white gold ) 白金に似た合金。金に白金、パラジウム、銀、ニッケル、亜鉛などを加えると外観が白金に似るので、模造白金として装飾用、歯科用などにされる。〔モダン辞典(1930)〕
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ホワイトゴールド
white gold
ニッケル,亜鉛などの添加で白色化した金合金。用途は金と同じで,美術工芸品,各種装身具,通信機器用電気接点,歯科合金など。製品品位は金のカラットに WGを付し,14金なら K14WGと刻印する。普通品はニッケル 10~25%,亜鉛1~5%,ほかに若干の銀,銅などを加えたもので,10~18金の各種がある。ニッケルは金と固溶体をつくって硬化し,低温では析出硬化があって一層強度を増す。その効果は白金族元素添加の場合さらに著しく,特に耐食・耐摩耗を要する歯科用には,白金加金といって白金,パラジウムなどを添加する。組成例は,金 55~70%,銀5~15%,白金6~16%,銅 10~15%の程度で,引張り強さ 590~980MPaに達する。亜銅や銅の添加は融点を下げ鋳造性をよくするためである。
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ホワイトゴールド
white gold
白金の代用とする装飾用の金合金。金にニッケルをおよそ10~20%,銅を2~40%,亜鉛を5~15%など加えたもので,銀白色であることからの呼名である。金の濃度により,10~18カラットのものがある。金のもつ優れた耐食性を受け継いでいるが,硬く,加工後に焼きなますと割れる(火割れ)ことがあり,加工は比較的むずかしい。
執筆者:大久保 忠恒
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ホワイトゴールド
ほわいとごーるど
white gold
白金の代用として装飾用や歯科用に用いられるニッケル、銅、亜鉛を含む金合金で、銀白色。金に白金、パラジウム、銀を加えた高級歯科合金もホワイトゴールドとよぶ。18カラットホワイトゴールドの組成例は、金75%、ニッケル14%、銅8%、亜鉛3%。この合金は高温では均質であるが、低温では規則格子変態や析出などでもろくなるので熱処理を行って加工性を改善する。
[阿座上竹四]
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百科事典マイペディア
「ホワイトゴールド」の意味・わかりやすい解説
ホワイトゴールド
白金代用の装飾用金合金。18カラット(金18/24を含むもの)を主に,14カラット,12カラット,10カラットのものがあり,金にニッケル,銅,亜鉛を,最もすぐれた白色光沢となるような比率で配合する。たとえば18カラットでは金75%,ニッケル16.5%,銅3.5%,亜鉛5%。
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世界大百科事典(旧版)内のホワイトゴールドの言及
【歯科用合金】より
…白金を含む金合金は白金加金と呼ばれ,強度が高く,クラスプ,ブリッジ,入歯の床などに使用される。また,白色の合金にホワイトゴールドがあり,これは金の量を減らした,銀,銅,パラジウムの合金である。金を含まない銀合金も使用される。…
※「ホワイトゴールド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」