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析出 セキシュツ

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デジタル大辞泉の解説

せき‐しゅつ【析出】

[名](スル)液状の物質から結晶または固体状成分が分離して出てくること。

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大辞林 第三版の解説

せきしゅつ【析出】

( 名 ) スル
液体の中から固体が分かれて生成してくること。高温溶液の冷却により溶質成分が結晶して出てくる場合、電気分解で金属が電極に付着する場合などをいう。
統計データなどを分析して傾向を導き出すこと。
〘言〙 ある形式の構成要素の部分が独立して一語化すること。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

析出
せきしゅつ
separating

一般には液相から、広くは固相からも含め、ある固相が生成して、元の相から分離されることをいう。晶出(結晶化)とほぼ同義であるが、生成した固相が明瞭(めいりょう)な結晶相とならない場合をも含むことになる。融体の融点以下への冷却による固化、濃厚溶液の冷却あるいは過飽和溶液への刺激による沈殿の生成、溶液への第三の溶媒あるいは試薬の添加による沈殿の生成、電気分解による電極上での固相生成(電着)、ガラスの結晶化、合金等の固溶体における純物質(金属)あるいは化合物(金属間化合物)の生成などさまざまな例がある。[岩本振武]

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世界大百科事典内の析出の言及

【析出硬化】より

…固体の内部において,組成・構造の異なる新しい相を生じることを析出と呼ぶが,この新相(析出相)の形成によって合金が硬化する現象が析出硬化である。硬化とは材料の硬度が増加することであり,材料内部に存在する転移を動きにくくすることで達成される。…

【離溶】より

…鉱物学でよく用いられる用語。同様の現象は金属,無機物質でも起こるが,析出などと呼ばれる。一般に高温で晶出して均質であった鉱物が,冷却に伴い離溶して2相を生じ,その結果できる離溶組織は,離溶の機構と離溶相が成長する原子の拡散速度によるので,鉱物の冷却過程を推定するのに利用される。…

※「析出」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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