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ボイトラー Beutler, Bruce A.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボイトラー
Beutler, Bruce A.

[生]1957.12.29. イリノイ,シカゴ
アメリカ合衆国の免疫学者。フルネーム Bruce Alan Beutler。1976年カリフォルニア大学サンディエゴ校を卒業後,シカゴ大学医学部に入り,1981年卒業。テキサス大学サウスウェスタン医学センター,ロックフェラー大学を経て,2000年にスクリプス研究所免疫学部に移った。2007年から同研究所遺伝部門長。テキサス大学サウスウェスタン医学センターの生体防御遺伝センター長も務める。細菌の菌体にある毒素であるリポ多糖体 LPSと生体のかかわりを研究中,LPSに反応しないマウスでは Toll様受容体 TLR遺伝子が壊れているのを見つけ,1998年に『サイエンス』誌で発表した。TLRは生まれながらに細菌毒素を認識する「自然免疫」を担うとし,その後の研究の扉を開いた。2011年,同じく生体が生まれながらにもっている細菌などのセンサ機構を解明,自然免疫の仕組みを解明したジュール・ホフマン,外敵に対する獲得免疫応答の鍵となる樹状細胞を発見したラルフ・M.スタインマンとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。(→免疫

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボイトラー
ぼいとらー
Bruce Alan Beutler
(1957― )

アメリカの生理学者(免疫学・遺伝学)。イリノイ州シカゴ生まれ。1976年、飛び級で進級し18歳でカリフォルニア大学サンディエゴ校を卒業、1981年にシカゴ大学医学部で博士号を取得。ロックフェラー大学、テキサス大学を経て、スクリプス研究所教授となり、テキサス大学サウスウエスタン医学センターでの研究も続けた。2011年に「自然免疫の活性化に関する発見」の業績により、ジュール・ホフマンとノーベル医学生理学賞を共同受賞した。[馬場錬成]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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