コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ボンゼルス Bonsels, Waldemar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボンゼルス
Bonsels, Waldemar

[生]1881.2.21. アーレンスブルク
[没]1952.7.31. アンバハ
ドイツの作家。世界中を旅行し,帰国後ミュンヘン近郊アンバハで作家生活に入る。新ロマン主義的作風で,小動物の生活を観察,自然の神秘的な生命力を描いた。『蜜蜂マーヤの冒険』 Die Biene Maja und ihre Abenteuer (1912) は世界中で愛読されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディアの解説

ボンゼルス

ドイツの作家。各国を放浪し,自然と生命の神秘,それへのあこがれを美しく描いた。世界的名声を得た《みつばちマーヤの冒険》(1912年)では,小さいミツバチのマーヤが冒険をかさね,やがてクマバチ襲撃から巣を救うまでを童話風に物語る。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ボンゼルス【Waldemar Bonsels】

1880‐1952
ドイツの詩人,作家。ハンブルク近郊に生まれ,少年時代からインド,ブラジルに至る各地を放浪したのち,1919年以来ミュンヘン南方の小村に定住。新ロマン派的な詩,戯曲,小説などを書いたが,何よりも小説《みつばちマーヤの冒険Die Biene Maya und ihre Abenteuer》(1912)で世界的な名を得た。《インド紀行》(1916)も邦訳がある。自然界に創造の奇跡と神秘を探り,失われた人間本来のありかたを問うという作風は,晩年ことに意識的〈世界観文学〉への傾向を強めた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ボンゼルス【Waldemar Bonsels】

1881~1952) ドイツの小説家・詩人。童話的長編「蜜蜂マーヤの冒険」で知られる。他に童話「天国の人々」、旅行記「インド紀行」など。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボンゼルス
ぼんぜるす
Waldemar Bonsels
(1881―1952)

ドイツの作家、詩人。医者の息子として生まれる。インド、エジプト、南アメリカなど広く世界を歩き、精細な自然観察と繊細な詩人的感性とによって優れた紀行文『インド紀行』(1917)を残した。詩人としては新ロマン派の系統に属し、その自然描写には汎神論(はんしんろん)的な傾向がうかがえる。動物を擬人化した物語『蜜蜂(みつばち)マーヤの冒険』(1912)は児童文学作品として名声を博し、28か国語に翻訳された。そのほかに注目すべき作品として『天国の民』(1915)がある。[関 楠生]
『高橋健二訳『みつばちマーヤの冒険』(1976・国土社) ▽実吉捷郎訳『インド紀行』(岩波文庫)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のボンゼルスの言及

【児童文学】より

…前者は童話,後者は家庭小説である。そのあいだに,1896年ウォルフガストH.Wolfgastが新しい児童文学を提唱して,ローゼッガーP.Roseggerなどを生み,やがて詩人W.ボンゼルスの《蜜蜂マーヤの冒険》(1912)が出て,第1次世界大戦にはいる。オーストリアのザルテンF.Saltenの《バンビ》(1923)とE.ケストナーの《エミールと探偵たち》(1928)が出ると,新生面がひらけるかにみえたが,第2次大戦でとざされてしまった。…

【蜜蜂マーヤの冒険】より

…ドイツの作家ボンゼルスが1912年に刊行した動物物語。蜜蜂マーヤが外の世界にあこがれて巣にもどらず,多くの昆虫たちと知り合って生と死の実相を知り,最後にクマンバチにとらわれて,自分の巣の危機を察知し,帰ってきて一族を救うまでを語る。…

※「ボンゼルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ボンゼルスの関連キーワード実吉 捷郎2月21日レアンダー児童文学旅行記蜜蜂

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android