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ポルタ ポルタPorta, Antonio

8件 の用語解説(ポルタの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポルタ
ポルタ
Porta, Antonio

[生]1935.9.9. ミラノ
イタリアの詩人。雑誌『マレボルジェ』の編集にあたるかたわら,多くの雑誌に詩作や評論を発表。新前衛派の詩人として視覚的な詩などの実験的試みを行なった。主著『裏返しのまぶた』 La palpebra rovesciata (1960) ,『関係』I rapporti (65) ,『勝負』 Partita (67) ,『メトロポリス』 Metropolis (71) 。

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ポルタ
ポルタ
Porta, Carlo

[生]1776.6.15. ミラノ
[没]1821.1.5. ミラノ
イタリアの詩人。ベルシェマンゾーニらと親交を結ぶ。揺れ動く社会をまのあたりにして,彼の精神も激しい振幅をみせるが,自由と平等への渇望,聖職者や貴族の欺瞞や愚かしさへの批判,底辺にある人々への共感の態度には一貫したものがみられる。

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ポルタ
ポルタ
Porta, Giacomo della

[生]1537頃.ローマ
[没]1602. ローマ
イタリアの建築家。マニエリスムからバロック建築への移行を示す過渡期の建築家。 G.ビニョーラの第1の弟子で,師の死後,その遺業 (→イル・ジェズ聖堂 ) を完成。有名なものにミケランジェロの跡を継いで完成したバチカンサン・ピエトロ大聖堂の中央の大ドーム (1588~90) ,カンピドリオ広場があるが,これらはバロック建築への傾向を示している。

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ポルタ
ポルタ
Porta, Giovanni Battista della

[生]1535. ナポリ
[没]1615.2.4. ナポリ
イタリアの自然哲学者,劇作家。太陽光線の熱効果を初めて発見。農業,光学,化学など多領域の考察を行い,主著『自然の魔術』 Magia naturalis (1558) では自然現象を支配するための技術として魔術を論じた。

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百科事典マイペディアの解説

ポルタ

イタリアの建築家,彫刻家。ジェノバに生まれ,ローマに出てミケランジェロの助手として活動。のちビニョーラについてイル・ジェス聖堂を完成,サン・ピエトロ大聖堂の建築主任となった。
→関連項目マデルノ

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世界大百科事典 第2版の解説

ポルタ【Carlo Porta】

1775‐1821
イタリアの詩人。当時オーストリアの支配下にあったミラノで官吏の子に生まれ,長じて父同様に官職についたが,かたわらミラノの文学伝統に正当な位置を占める方言詩の創作に励み,またロマン派の若い文学者のサークルに加わった。方言を用いて明らか古典主義への反抗を意図したそのリアルな筆法は,修道士を辛辣に風刺する一方,貧民の生活を冷静に描き出した。言い換えるなら,その多様な作品の総体は,19世紀初頭におけるミラノ社会を痛烈に批判する,いわば人間喜劇となっている。

ポルタ【Giovanni Battista(Giambattista) della Porta】

1535‐1615
ルネサンス期イタリアの自然哲学者。ナポリの小貴族の家に生まれ,青年時代にヨーロッパ各地を遍歴した。彼の受けた正規の教育についてはほとんど知られていない。だがこの時代に復活した新プラトン主義やヘルメティシズム(ヘルメス思想)の影響下に,しだいに魔術的な自然に大きな関心を寄せるようになった。そして1570年代の後半には,近代最初の科学アカデミーともいわれる〈自然の秘密アカデミア〉をナポリに設立して,その研究に没頭した。

ポルタ【Giacomo della Porta】

1532ころ‐1602
イタリアの建築家。ミケランジェロ没後,未完となった末期の建築工事(スフォルツァ家礼拝堂,カンピドリオ整備計画,サン・ピエトロ大聖堂など)を引き継いだ。なかでも,サン・ピエトロ大聖堂の中央大ドームを,半球形の原案を構造的配慮から浅い尖頭形に改めたうえで助手フォンタナとともに完成させた功績は大きい。ビニョーラ没後はローマ市内の主要建築物の工事の大部分に関係し,〈ローマ市民の建築家〉とよばれたが,ルネサンスからバロックへの過渡期にあって,その様式的個性は乏しかった。

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世界大百科事典内のポルタの言及

【ジュスティ】より

…代表作に,《詩集》(1844),《新詩篇》(1847),《トスカナ格言集》(1853),《書簡集》(1859)などがある。なお,ミラノ方言による風刺詩で名高いC.ポルタをジュスティがつねに意識し,みずからの作品を,トスカナ方言を縦横に織り込むことによって書きつづった点は,見落としてはなるまい。【鷲平 京子】。…

【イタリア演劇】より

…ナポリの市井の情事を扱いながら,錬金術師を登場させたりするブルーノのこの喜劇は,後年パリで出版されたために,イタリアでは長い間無視されていた。ナポリにはもう1人,29編の喜劇を書いたといわれるG.B.dellaポルタがいる。ポルタも戯曲は書いたが,ブルーノのように哲学者であり,科学者であり,また神秘学者であった。…

【カメラ】より


【カメラの歴史】
 すでに述べたようにカメラ・オブスキュラはかなり古くからあり,その原理についてもイブン・アルハイサム(アルハーゼン),R.ベーコンらは知っていたといわれ,レオナルド・ダ・ビンチもカメラ・オブスキュラの正確な記述を残している。イタリアのG.B.dellaポルタは,1589年の《自然魔術》という著書の中でカメラ・オブスキュラを一般に広く紹介したが,すでにこれより以前にG.カルダーノやバルバロDaniel Barbaro(1528‐70)が両凸レンズを用いて明るい映像を得る方法を述べており,またバルバロは68年の著書の中で鮮明な映像を得る方法として絞りの採用も提案している。当時,カメラ・オブスキュラはもっぱら絵をかくときのトレース用として利用され,その小型化も図られたが,実用的なポータブル化に成功したのはドイツの僧ツァーンJohann Zahn(1641‐1707)であり,1685年の彼の著書を見ると,彼のカメラ・オブスキュラには光路に斜めに反転可能な鏡があって,水平なピントグラス上に映像を結ぶ一眼レフ方式になっていることに驚かされる。…

【幻灯】より

…この装置はキリスト教伝道のためのアトラクションないし民衆を驚愕させる見世物に利用された。映像を大写しにする技術自体は,16世紀半ばにG.B.dellaポルタがカメラ・オブスキュラにレンズを取り付けて作った〈魔法劇場〉等に先例を見るが,光源を内部にもつ箱の小孔から外へ映像を写しだす幻灯の形式とは逆に,外光を暗箱の内に引き込む仕組みであった。幻灯はその後改良され,レンズを種板より外に出し,倒立像を写す代りにレンズ操作をしやすくした現在の形式も考案された。…

【写真】より

…また後にレオナルド・ダ・ビンチによって書き残されたメモのなかにも,〈カメラ・オブスキュラ〉の名がたびたび使われており,それが実在していたと推測される。そして同じイタリアの自然哲学者G.B.dellaポルタの《自然魔術》(1558)の記述では具体的に,カメラ・オブスキュラの絵画への応用を推奨している。カメラ・オブスキュラとはラテン語の〈暗い部屋〉の意味で,閉じた暗い部屋(箱)の側面に小穴を設け,向いの側面に,この穴を通して外部の画像を写し出す装置のことである。…

【人相学】より

…この四性論的人相学はヒルThomas Hillの《人間の観察》などにも詳しい。一方,G.B.dellaポルタの著《観相術》はアリストテレス学派に倣って,動物類推法により人相を系統的に論述し,P.P.ルーベンス,C.ル・ブランらの画家に影響を与えている。 さらにJ.K.ラーファターの《人相学断章》は四性論と動物類推の方法を駆使して顔貌の諸特徴を詳細に解釈した。…

【汎知学】より

…イタリア人たちがこれを活用する。G.B.dellaポルタの珍奇な《自然魔術》,世を驚愕せしめ意表をつくための珍品奇種に満ち満ちたあの驚異博物館は,この原理を存分に活用している〉(ポイカート《汎知学》)。 自然の書は,このように中世を通じて,司祭や神学者たちが拠っていた公然たる神の書とともに,無学文盲の民衆の実生活に依拠した自然観照を通じて培養されてきた。…

【宝石】より

…この場合,石の硬さはだいじな条件である。というのは,16世紀の博物学者ポルタも述べているように,硬度の高い宝石ほど凝集力が強いので,いったん吸収された天体の力は堅固に保存されることになるからである。かくて宝石を護符として身に着けていれば,いざというときに,その保存された力を有効に使うことができると信じられたのであった。…

【イル・ジェスー教会】より

マニエリスム後期の建築で,1568‐84年建設。ビニョーラが着工したが建設途中で没したため,ポルタが引き継ぎ,ファサードは後者のデザインによる。縦長の半円筒形ボールトひとつでまとめる幅広い身廊(単廊式,幅約20m)の構成や,アルベルティの手法を踏襲したファサードのデザインは,イエズス会の発展とあいまって,バロック期の教会堂建築に大きな影響を与えた。…

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