マクラウド

デジタル大辞泉 「マクラウド」の意味・読み・例文・類語

マクラウド(McCloud)

米国カリフォルニア州北部の町。サンフランシスコの北約390キロメートル、カスケード山脈中のシャスタ山南麓に位置する。周辺にはシャスタ山を源とするマクラウド川、サクラメント川などが流れ、美しい滝が点在する。

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化学辞典 第2版 「マクラウド」の解説

マクラウド
マクラウド
Macleod, John James Rickard

イギリスの生理学者.アバディーン大学で医学を学び,1898年卒業.ライプチヒ大学に留学して生化学を学んだのち,1900年ロンドン病院医学校助手,翌年講師.1903年アメリカ,クリーブランドのウェスタンリザーブ大学生理学教授となり,1918年カナダのトロント大学に移った.1928年母校アバディーン大学へ戻り,医学欽(きん)定講座教授となった.呼吸炭水化物代謝に関して広く研究した.トロント大学において,かれが提供した実験室でF.G. Banting(バンティング)らがインスリン(この命名はMacleod)を抽出した.その後,Macleodはその大量抽出を助け臨床試験を推進した.1923年Bantingとともにノーベル生理学医学賞を受賞.かれの功績を認めないBantingの批判を受けて,大量抽出・精製に功績のあったJ.B. Collipと賞金を分けあった.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マクラウド」の意味・わかりやすい解説

マクラウド
Macleod, John James Rickard

[生]1876.9.6. スコットランド,ダンケルド近郊
[没]1935.3.16. アバディーン
イギリスの生理学者。アバディーン,ライプチヒケンブリッジ各大学に学び,1903年アメリカに渡り,ウェスタンリザーブ大学生理学教授。 18年カナダのトロント大学生理学教授,ここで F.バンティングと協力してインスリンの抽出に成功。その功績により 23年,バンティングとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。 28年帰国してアバディーン大学生理学教授。糖尿病と炭水化物代謝の研究で名高いが,筋肉のリン含有量,呼吸の生理学,航空病,電気ショックなど,幅広い領域の仕事を残している。

マクラウド
Macleod, Henry Dunning

[生]1821.3.31. エディンバラ
[没]1902.7.14. ロンドン
イギリスの経済学者。ケンブリッジのトリニティ・カレッジ卒業。法律家銀行家の経歴をもち,割引政策役割を明らかにするとともに,銀行は貨幣の貸借をする店舗ではなく信用製造所であるとして信用創造理論を初めて体系的に展開した。主著『銀行業務の理論と実際』 The Theory and Practice of Banking (2巻,1855~56) ,"The Theory of Credit" (2巻,89~91) 。

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百科事典マイペディア 「マクラウド」の意味・わかりやすい解説

マクラウド

英国の生理学者。米国クリーブランドのウェスタン・リザーブ大学教授などを経てアバディーン大学教授。おもに肝グリコーゲンの分解,呼吸生理,糖代謝など広い分野ですぐれた業績を残した。F.バンティングと協力してインシュリンを発見。1923年ノーベル生理医学賞。

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367日誕生日大事典 「マクラウド」の解説

マクラウド

生年月日:1821年3月31日
イギリスの経済学者
1902年没

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