出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
martensite transformation
固相-固相間の相変態の一様式。無拡散変態や剪断型変態とも。個々の原子の拡散ではなく,原子の連携運動に基づく剪断的な移動による結晶構造変化で,次のような特徴がある。①単相から単相への変態,②変態に伴って一定量の形状変化(表面起伏など),③母相と生成相の間に一定の結晶方位関係が存在,④生成相は母相の特定の結晶面(晶癖面)に添って生成,⑤生成相内には高密度の格子欠陥が存在。マルテンサイト変態は金属や合金に限らず,鉱物でも知られるが(例えば,石英やエンスタタイトなど),上記の特徴を備えているわけではなく,単に無拡散変態をそのように呼称する場合が多い。
執筆者:下林 典正
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
→相変態
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…結晶性の固相中における相変態の一種にマルテンサイト変態がある。マルテンサイト変態をする合金では,高温側で安定な相を母相,低温側で安定な相をマルテンサイト相と呼ぶ。…
…これに対して原子配列を伴わない変化が磁気変態である。鋼および合金の熱処理に伴う相変態には,マルテンサイト変態,共析変態,ベイナイト変態などがあり,状態図,変態曲線などを参考にすると理解しやすい。
[マルテンサイト変態]
マルテンサイト変態は構成原子が拡散して進行する変態ではない。…
…オーステナイトを急冷すると,オーステナイトがそのまま室温まで維持されるか(残留オーステナイト),マルテンサイトと呼ばれる体心正方晶か,体心立方晶の鉄に炭素が固溶した相に変態する。この変態がマルテンサイト変態である。鋼の熱処理で焼きなましおよび焼きならしというのはパーライト変態を起こさせる操作であり,焼入れというのはマルテンサイトを得る操作であるといえる。…
※「マルテンサイト変態」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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