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ミゾホオズキ Mimulus nepalensis var. japonicus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミゾホオズキ
Mimulus nepalensis var. japonicus

ゴマノハグサ科の多年草で日本全土,東アジアヒマラヤに分布する。谷川や溝のほとりに生える。は高さ 10~30cmでよく分枝し,4稜があって軟質である。葉は対生上部のもののみ無柄,長さ2~4cmの卵形楕円形で先はとがり,縁にあらい鋸歯がある。夏の間次々と茎の上部の葉腋に黄色の小花をつける。は筒状で5稜あり,稜には狭い鰭があって先は小突起となる。花冠は長さ1~2cmの唇形で先は5片に裂ける。 蒴果は長楕円形で萼に包まれ多数の種子を含む。

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百科事典マイペディアの解説

ミゾホオズキ

ゴマノハグサ科の多年草。日本全土,東アジアの山地の水湿地にはえる。全草無毛で柔らかい。茎は下部で分枝し,高さ10〜30cm,卵形で長さ2〜4cmの葉を対生する。

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世界大百科事典 第2版の解説

ミゾホオズキ【Mimulus nepalensis Benth.var.japonicus Miq.】

山地の谷川ぞいや湿った場所に生育するゴマノハグサ科の軟質の多年草。茎は枝を分かち延び広がり,長さ10~30cmになり葉を対生する。葉は小さく,卵形から楕円形で長さ1~4cm,縁に少数の鋸歯がある。初夏に各葉腋(ようえき)に1花をつける。花は黄色で,花冠は基部が筒状,先端部は唇形に広がり5裂し,長さ15mmほど。おしべは4本。めしべ柱頭は2片に裂け広がっているが,それに触れると2片が急に閉じるように運動する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミゾホオズキ
みぞほおずき / 溝酸漿
[学]Mimulus nepalensis Benth.

ゴマノハグサ科の多年草。全草、柔らかい。茎は多く枝分れして広がり、長さ10~30センチメートル。葉は対生し、卵形で長さ1~4センチメートル、幅0.5~2センチメートル、縁(へり)に少数の鋸歯(きょし)がある。夏、葉腋(ようえき)に黄色花を開く。花冠、萼(がく)ともに筒状で、萼の先に5個の突起がある。果実はホオズキに似ており、袋状に肥大した萼に包まれる。山地の水湿地に生え、日本、および朝鮮半島、中国、ヒマラヤに分布する。名は溝に生えるホオズキの意味である。ミゾホオズキ属は北アメリカを中心に約100種知られ、一部は観賞用に栽培される。オオミゾホオズキM. sessilifolius Maxim.は日本海側の山地の水湿地に生え葉は柄がなく、花は大きい。[山崎 敬]

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