ミリセチン(英語表記)myricetin

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミリセチン
myricetin

3,3′,4′,5,5′,7-ヘキサヒドロキシフラボンに相当する。融点 357℃の黄色針状晶。ヤマモモの樹皮から見出された。ミリシトリン (ミリセチンの3-ラムノース配糖体) とともに樹皮に含まれている。ミリセチンはエチルアルコールに溶け,熱水にはわずかに溶けるが,クロロホルム,酢酸などには難溶である。ヤマモモの樹皮はこの色素とタンニンを含んでいるので,古くから黄色ないし褐色の染料として利用された。 (→フラボノイド )

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世界大百科事典内のミリセチンの言及

【ヤマモモ】より

…【岡本 素治】
[薬用]
 日本で開発された生薬で,樹皮を楊梅皮(ようばいひ)という。タンニン,フラボノイドのミリセチンmyricetinやミリシトリンmyricitrinを含む。収斂(しゆうれん)および利尿作用があり,下痢,打撲症に内用,また単独で用いた煎湯はヒ素の中毒を中和し,火傷,疥癬(かいせん)などの皮膚病に外用して効果がある。…

※「ミリセチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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