…副腎皮質や睾丸,卵巣のステロイドホルモン分泌細胞では,細胞内の脂胞滴に素材であるコレステロールが含まれ,ミトコンドリアと滑面小胞体にある酵素の働きによってホルモンが合成され,おそらく滑面小胞体の中にできると考えられている。(4)粘液性の分泌物をつくる細胞 舌下腺,顎下腺の粘液細胞,腸の杯細胞,胃の副細胞などの分泌物の主成分はムチンで,ムコイチン硫酸と呼ばれる高分子の多糖類の硫酸エステルを含む複合タンパク質である。粘液の中のタンパク質の部分は,粗面小胞体で合成されてゴルジ体へ送られるが,糖の部分はゴルジ体で合成され,両者がゴルジ体で結合するという。…
…食事をとると分泌速度は高まるが,とくに耳下腺の分泌増加が著しい。唾液のおもな有機成分は唾液アミラーゼ(プチアリンptyalin)とムチンmucinである。プチアリンは加熱デンプンに作用して麦芽糖に分解する。…
※「ムチン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...