メリダ山脈(読み)メリダサンミャク(その他表記)Cordillera de Mérida

デジタル大辞泉 「メリダ山脈」の意味・読み・例文・類語

メリダ‐さんみゃく【メリダ山脈】

Cordillera de Mérida》南アメリカ北部、ベネズエラ西部の山脈アンデス山脈北端の支脈一つで、約400キロメートルに渡って北東から南西に走る。最高峰ボリーバル山

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メリダ山脈」の意味・わかりやすい解説

メリダ山脈
メリダさんみゃく
Cordillera de Mérida

ベネズエラ西部にある山脈。アンデス山脈北部の支脈で,コロンビアとの国境付近でコロンビアの東部山脈から分岐。南西-北東方向に 400km以上にわたって延び,北西のマラカイボ低地南東リャノスを分ける。北東は大西洋沿岸の海岸山脈に続く。万年雪をいただく高峰も多く,最高峰はボリバル山 (5002m) 。生産性の高い農業地帯で,山麓低地ではバナナ,中腹ではコーヒーコムギなどが栽培され,パラモと呼ばれる高地草原ではウシ放牧が行われる。人口密度も比較的高い地域で,山中にはサンクリストバル,メリダバレラなどの都市が発達。山脈縦断道路が通る。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メリダ山脈」の意味・わかりやすい解説

メリダ山脈
めりださんみゃく
Cordillera de Mérida

南アメリカ北部、ベネズエラ西部の山脈。アンデス山脈の北端部をなす延長約400キロメートルの支脈で、最高峰ボリーバル山(5007メートル)など数座の高峰は万年雪を頂く。山脈中の多くの谷間にはコーヒー、ジャガイモトウモロコシなどの畑が広く開かれ、メリダをはじめとする都市、村落多数発達している。

[松本栄次]

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