コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

メルク Merck, Johann Heinrich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メルク
Merck, Johann Heinrich

[生]1741.4.11. ダルムシュタット
[没]1791.6.27. ダルムシュタット
ドイツの小説家,評論家。ギーセン大学で学び,ジャーナリストとして『フランクフルト学芸報知』で健筆をふるった。同時代の文学に対して批判的であったことで特に知られる。 1770年以来ヘルダーやゲーテとも親交を結び,鋭い観察眼でゲーテの詩作を批判し若いゲーテに影響を及ぼし,『ファウスト』のメフィストフェレスは彼がモデルだといわれる。ただし彼自身の作品はほとんど認められていない。

メルク
Merck & Co., Inc.

アメリカの医薬品メーカー。渡米したドイツの薬剤商の子 G.メルクにより 1889年ニューヨークに設立された。第1次世界大戦でアメリカのメルク支社は没収されたが,戦後メルク家が払下げを受け,1934年現社名で再出発した。堅実な経営とともに研究開発を重視し,36年ビタミン B1 の合成に成功,48年には 20世紀最高の新薬の一つに数えられる副腎皮質ステロイド剤を開発,その他多くの医家用新薬を世に送って,その能力は高い評価を受けている。 68年には水質処理の大手メーカーであるカルゴンを買収,公害防止産業に進出し,企業の買収を通じて経営の多角化を進めている。海外活動も活発に行なっており,各国に子会社,工場がある。主力製品は降圧剤,心脈管系薬品,抗炎症剤で,このうち心臓血管系医薬品とコレステロール降下剤ではシェアトップ,高血圧・狭心症治療薬でも市場の3分の1を占める。ほかにワクチン,精神安定剤,ビタミン,抗生物質,麻酔剤,利尿剤,また動物用の駆虫剤も製造する。子会社カルゴンは工業用汚水処理化学薬品,水質管理・公害防止機器を製造する。年間売上高 236億 3700万ドル,総資産 258億 1200万ドル,従業員数5万 3800名 (1997) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

メルク

正式社名「メルク株式会社」。英文社名「Merck Ltd., Japan」。化学工業。昭和43年(1968)「メルク・ジャパン株式会社」設立。平成14年(2002)現在の社名に変更。本社は東京都目黒区下目黒。化学品・医薬品メーカー。独メルク社の日本法人。液晶材料・自動車塗料用顔料・医薬品原料などの製造・販売を行う。

出典 講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について 情報

世界大百科事典内のメルクの言及

【ニーダーエスターライヒ】より

…上流のパッサウからドナウ川に沿って下ってイップスYbbsをすぎると,ワインの産地ワッハウ谷に入ってくる。9世紀のワイテンエックの古城の廃墟を左岸に見て,しばらくするとメルクMelkの町に着く。ドナウ川右岸の断崖50m上にそびえる白亜の建物は,ベネディクト会修道院(メルク修道院)であり,バロック建築では最も壮麗なものの一つである。…

※「メルク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

メルクの関連キーワードメルク(Johann Heinrich Merck)キャンベル(William C. Campbell)メルク(Merck & Co. Inc.)ジョンソン・エンド・ジョンソンシェリング(医薬品メーカー)リーダーシップ・パイプラインカール・A. フォルカーズヴァッハウ渓谷の文化的景観アルブレヒツベルガー協和発酵キリン(株)ジョン・T. コナーペーター レッシャーシェリング・プラウオーストリア建築プランタウアーインドメタシンメルク(米国)公開買付代理人ヴァッハウ渓谷フィナステリド

メルクの関連情報