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メルケル メルケルMerkel, Garlieb Danielovich

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メルケル
Merkel, Garlieb Danielovich

[生]1769.11.1. レドゥールガ
[没]1850.5.9. カトラカルンス
ロシア,ラトビアの作家,ジャーナリスト。ドイツのワイマールに学び,J.ヘルダーと親交をもった。のちベルリンにおいて著作活動に入り,A.コッツェブと共同してゲーテシラードイツ・ロマン主義者に対して論陣を張った。

メルケル
Merkel, Angela Dorothea

[生]1954.7.17. ハンブルク
ドイツの政治家。ドイツ連邦共和国 (西ドイツ) に生まれ,ルター派教会牧師である父親の赴任先のドイツ民主共和国 (東ドイツ) で育った。 1978年カルル・マルクス大学卒業後,研究機関に勤め,1986年物理学で博士号を取得。 1989年の共産党政権崩壊後,市民政党のメンバーとなる。 1990年東ドイツ最後のデメジエール政権の副報道官に抜擢され,同年 10月の東西ドイツ統一前にヘルムート・コール首相率いるキリスト教民主同盟 CDUに入党,12月連邦議会議員となる。 1991~94年女性・青少年問題大臣,1994~98年環境大臣を歴任。 2000年 CDU党首に就任。 2005年の総選挙でキリスト教民主・社会同盟 CDU・CSU社会民主党 SPDによる大連立政権が発足,メルケルドイツ初の女性首相,初の東ドイツ育ちの首相として就任した。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵の解説

メルケル

ドイツの政治家で、第8代首相(2005年~)。フルネームはアンゲラ・ドロテア・メルケル。
1954年7月17日、旧西ドイツのハンブルク生まれ。プロテスタントの聖職者であった父の赴任に伴い、生後間もなく旧東ドイツのベルリンに移った。大学では物理学を専攻し、研究者として働くが、89年のベルリンの壁崩壊以来、政治活動に身を投じ、中道右派保守政党キリスト教民主同盟(CDU)に入党。90年の東西ドイツ統一後最初の連邦議会選挙で初当選。以降、閣僚などを歴任した。
2005年、CDUは、シュレーダー首相率いる中道左派政党ドイツ社会民主党(SPD)を僅差(きんさ)で破った。この結果、CDUとその姉妹政党キリスト教社会同盟(CSU)、SPDが大連立を組み、CDUのメルケル党首がドイツ連邦共和国の首相に就任した。ドイツでは歴代最年少かつ初の女性首相。国民への政策の説明にインターネットのビデオ・ポッドキャストを利用していることで話題になる。また着任以来、例年のようにアメリカの経済誌「フォーブス」の番付で、世界で最も力のある女性に選ばれている。
2009年の総選挙ではCDUとCSUが勝利し、SPDとの大連立を解消して、首相2期目を務めている。なお、ドイツ語では名詞に性があるため、連邦首相Bundeskanzlerの女性形としてBundeskanzlerinと表している。
高い支持率を誇る同政権だが、10年のギリシャ財政危機などに際しては多額の財政支援をドイツが負うことになったため、支持率が30%を割り込んだ。その後、欧州連合(EU)各国の財政規律の強化を主導し、更なる公的資金投入に抵抗していることなど評価され、12年には09年以来の高支持率を得ている。また、CDUは原子力発電の稼働期間延長を目指していたが、福島第一原子力発電所事故による安全性危惧の声の高まりなどによって、速やかな原発廃止へとエネルギー政策を転換した。

(金谷俊秀  ライター / 2012年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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デジタル大辞泉の解説

メルケル(Angela Merkel)

[1954~ ]ドイツの政治家。西ドイツのハンブルクに生まれ、直後に東ドイツに移住。ライプチヒ大学で物理学を専攻。1989年のベルリンの壁崩壊前後から民主化運動に参加。1990年キリスト教民主同盟(CDU)入党。コール首相のもと女性担当相・環境相を歴任。1998年総選挙で野党に転じたCDU幹事長に就任。2005年9月の総選挙で第一党となり社会民主党(SPD)との連立政権の首相に選ばれた。女性初、旧東独出身初の首相。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

メルケル

ドイツの政治家。ドイツ連邦共和国首相(第8代)。ハンブルク生まれ。牧師である父親の任務で,生まれてすぐに共産主義政権の旧東ドイツに移住し東ドイツで育つ。中学時代にロシア語オリンピックの全国大会で優勝した経験がある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メルケル
めるける
Angela Merkel
(1954― )

ドイツの政治家。7月17日、旧西ドイツのハンブルクでプロテスタント系牧師の家庭に生まれる。父親が旧東ドイツでのキリスト教布教を任されたため、生後3か月で東ドイツ北部に移住した。数学とロシア語で優秀な成績をあげ、ライプツィヒ大学では物理学を専攻。卒業後も研究機関で物理学者として働く。しかし、1989年のベルリンの壁崩壊前後から民主化運動に参加、東ドイツ最後のデメジエール政権で副報道官に指名される。このときの勤務ぶりが当時のコール西独首相の目にとまり、保守政党「キリスト教民主同盟(CDU)」に加わり、政界入りした。
 1991年女性担当相、1994年環境相と閣僚を歴任、コール首相の「秘蔵っ子」とよばれた。しかし2000年のコールをめぐる政治献金疑惑ではコール批判を展開してCDUの党首に選ばれた。構造改革路線を主張し、論理的で強気の姿勢を崩さないことから、サッチャー元英首相にちなんで、「ドイツ版・鉄の女」ともいわれる。2005年9月の総選挙では、自身が率いるキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟が与党の社会民主党を破り、同年11月「初の女性、東ドイツ育ちの首相」となった。しかし僅差での勝利だったため、社会民主党との左右大連立政権となり、政権運営は困難を伴った。2009年9月の総選挙でキリスト教民主同盟・キリスト教社会同盟と自由民主党(FDP)が議会の過半数を制し、大連立は4年間で終了。中道右派の新たな連立政権が誕生した。再婚した化学者の夫と二人暮らし。趣味は山歩きと料理。[土生修一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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