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モササウルス

百科事典マイペディアの解説

モササウルス

白亜紀後期の海生爬虫(はちゅう)類。体長約6m。海中生活に完全に適応したトカゲ(ウミトカゲ)ともいえる。大型の細長い体に,櫂(かい)状の四肢を備える。化石は南北アメリカ,ヨーロッパなどから広く見いだされる。

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デジタル大辞泉の解説

モササウルス(〈ラテン〉Mosasaurus)

中生代白亜紀の海に生息した肉食の大形爬虫(はちゅう)類。吻(ふん)が長くワニに似るが、四肢はひれ状。

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世界大百科事典 第2版の解説

モササウルス【Mosasaurus】

有鱗目のトカゲ亜目Lacertilia(=Sauria)に属する巨大な絶滅水生爬虫類(イラスト)。白亜紀の後半に出現し,当時もっとも獰猛(どうもう)な動物であったと思われる。全長は最大で約10m。モササウルス科Mosasauridaeをつくり,その中にはMosasaurus,Clidastes,Kolposaurus,Dollosaurus,Prognathosaurus,Tylosaurus,Hainosaurus,Globidensなどの属がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モササウルス
もささうるす
mosasaur
[学]Mosasaurus missouriensis

中生代白亜紀後期の、約9960万年~6550万年前に浅海に栄えた肉食の大形海生爬虫(はちゅう)類。海トカゲ竜もしくは蒼(そう)竜ともよばれ、分類上はトカゲ目の一つ。この仲間にはいくつかの属が知られており、モササウルスのほかにティロサウルスTylosaurus、プロトサウルスProtosaurus、クリダステスClidastesなどが著名である。大きさも全長3~15メートルと多様であった。ベルギーやアメリカのカンザス州からの産出が多い。日本でも北海道の函渕(はこぶち)層群や、本州、四国、淡路(あわじ)島の和泉(いずみ)層群で多く報告されている。いずれも性格が凶暴であったようで、下あごやひれに傷跡があったり切断されたりしていることが多い。体や尾の外観はワニ類に似るが、対(つい)の肢(あし)は水かき状のひれを形成し、細長く伸びたあごには鋭い歯を備える。歯は大きく円錐(えんすい)形で丸みを帯びた基部が歯槽(しそう)中に植立する。この歯でかみつかれたアンモナイトの殻といわれた標本が化石として発見されたが、疑問も呈されている。巻き貝による穿孔(せんこう)跡の可能性がある。また19世紀後半にオランダとフランスの間でモササウルスの頭骨を争って法廷沙汰(ざた)となったり、戦争による戦利品とされた話は有名である。[小畠郁生]
『小畠郁生著『白亜紀の自然史』(1993・東京大学出版会)』

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