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モズモドキ Vireonidae; vireos, greenlets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

モズモドキ
Vireonidae; vireos, greenlets

スズメ目モズモドキ科の鳥の総称。約 60種からなり,全長 10~18cm。すべて南アメリカ北アメリカに分布する。雌雄同色で,大部分の種は上背面が淡黄色,オリーブ色,灰色などで,腹面は白または淡黄色である。は上嘴の先がかぎ状になっている。果実も食べるが,おもに昆虫食で,トカゲを食べたという記録もある。森林や林縁部に生息し,樹冠や下層など,種によって暮らす場所は異なるが,どの種も樹上を動き回って食べ物を探すことが多い。木の枝のまたなどに吊り巣をつくって繁殖する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

モズモドキ
もずもどき
vireo

鳥綱スズメ目モズモドキ科に属する鳥の総称。この科Vireonidaeの仲間は、北アメリカと南アメリカにわたる新世界に分布し、44種ほど知られている。全長10~18センチメートルの小形の鳥で、じみな灰褐色や草色のものから、黄色や白、黒ではでな色彩のものまでさまざまである。頸(くび)は短く、また、短くてじょうぶな足の前方の3本の指は元でくっついている。嘴(くちばし)はやや大きく先がとがり、上嘴の先は鉤(かぎ)のように下方へ曲がっている。樹林にすみ、高木や低木の葉の茂みで昆虫をとるが、果実も食べる。アカメモズモドキVireo olivaceusは、この科では北アメリカでもっとも普通の種である。ハイガシラモズモドキHylophilus decurtatusは中央アメリカの降雨林にいて、木の葉につり下がって虫をとる。[中村登流]

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